Tier VII 巡洋艦 Uganda

Tier VII 巡洋艦 Uganda

提督、ジャンボ(Jambo)!本日はイギリス連邦(コモンウェルス) Tier 7 巡洋艦「ウガンダ(Uganda)」について解説します。

「フィジー級軽巡洋艦」といえば、WoWSでも屈指の名艦として知られていますが、このウガンダはそのフィジー級(セイロン級)のコモンウェルス版です。 イギリス本家がAP弾しか撃てないのに対し、ウガンダはHE弾が撃てます! さらに、「低速用発煙装置」で移動しながら身を隠し、「潜水艦探知機」で敵潜水艦を追い詰めることも可能。 走攻守、そして対潜までこなす、まさに「海のマルチロールファイター」です。

史実と来歴:カナダ海軍の誇り、北の海から太平洋へ

ウガンダは、イギリス海軍の「セイロン級軽巡洋艦(フィジー級の改良型)」として建造されました。 1944年にカナダ海軍へ移管され、「HMCS Uganda」として就役。 カナダ海軍としては初めて太平洋戦線に投入された巡洋艦であり、沖縄戦などで艦砲射撃や空母護衛に従事しました。 戦後は「ケベック(Quebec)」と改名され、練習艦として多くの士官を育て上げました。 カナダ海軍の歴史を語る上で欠かせない、重要な一隻です。

ゲーム内での性能特徴

攻撃面:9門の火力と充実した対潜兵装

主砲は152mm三連装砲 3基9門です。 フィジー(12門)より1基少ないですが、その分対空兵装などが強化されています。 HE弾が使えるため、対駆逐艦や対戦艦(着火)において安定したダメージを出せます。 魚雷は射程10kmのものを片舷3本ずつ搭載。隠蔽雷撃も可能です。 そしてコモンウェルスの特権である「潜水艦探知機」「長射程爆雷空襲」を完備しており、潜水艦にとっては「絶対に出会いたくない敵」No.1クラスの性能を誇ります。

防御面:煙幕があれば無敵?

装甲は軽巡洋艦なので薄く、被弾すれば脆いです。 しかし、ウガンダには「低速用発煙装置」があります。 これを展開して低速航行すれば、長時間(1分半以上)煙に隠れ続けることができます。 さらにTier 7からは「修理班(回復)」も標準装備! 煙幕で被弾を避け、食らったダメージは回復する。この粘り強さはTier 7巡洋艦の中でも随一です。

機動・隠蔽:高水準でまとまった足回り

イギリス艦ベースなので加速が良く、転舵も軽快です。 魚雷を避けたり、煙幕内で位置調整したりするのにストレスを感じません。 隠蔽性能も特化すれば9km台と非常に優秀。 隠蔽を活かして敵潜水艦の頭上を取り、探知機で炙り出す動きが強力です。

艦長へのアドバイス:戦場での立ち回り

序盤:対潜哨戒とエリア支援

ウガンダの最優先ターゲットは潜水艦です。 序盤は前線の島影や煙幕を利用し、敵潜水艦がいそうな海域へ爆雷空襲が届く位置をキープしましょう。 潜水艦のピンガーが見えたら、即座に探知機を起動し、空襲で沈めます。 潜水艦がいない場合は、10km魚雷を流して牽制しつつ、駆逐艦を支援します。

中盤〜終盤:煙幕からのHEスパム

中盤以降は、低速用発煙装置を使って火力を出します。 敵戦艦を射程に捉えたら煙幕を展開し、1/4速で移動しながらHE弾を連射しましょう。 敵が逃げれば追いかけ、向かってくれば魚雷で迎撃する。 「見えない敵から燃やされ続ける」ストレスを敵に与え続けてください。

注意点:煙幕過信とレーダー艦

低速用発煙装置は強力ですが、レーダー艦(アトランタ、インディアナポリスなど)には無力です。 煙幕内で低速航行中にレーダーで見つかると、回避できずにハチの巣にされます。 敵のレーダー艦の位置と射程は常に把握し、不用意に近づかないようにしましょう。

おすすめのアップグレード・艦長スキル

対潜能力と煙幕運用の効率を高める構成を推奨します。

アップグレード

  • スロット1: 主砲改良1
  • スロット2: 爆雷空襲改良1(潜水艦を確実に沈めるために推奨。なければ機関室防御)
  • スロット3: 射撃システム改良1
  • スロット4: 推力改良1(煙幕内での加減速に必須です)

艦長スキル

  • 管理: 煙幕、潜水艦探知機、修理班。全ての消耗品を増やします。最優先です。
  • 隠蔽処理専門家: 生存性と対潜アプローチのために。
  • 消耗品改良: 煙幕や探知機の効果時間を延ばします。
  • 榴弾の慣性信管 (IFHE): 152mm砲なので、Tier 7戦艦へのダメージを安定させるために取得を推奨します。

提督、ウガンダは「器用貧乏」ではなく「器用万能」な艦です。 潜水艦には地獄を、戦艦には火災を。その多才さでチームを勝利へ導いてください!