Tier III 巡洋艦 Caradoc

Tier III 巡洋艦 Caradoc

提督、グッダイ!本日はイギリス連邦(コモンウェルス) Tier 3 巡洋艦「カラドック(Caradoc)」について解説します。

「あれ?これイギリスのTier 3巡洋艦『カレドン』じゃないの?」と思った提督、鋭いです。 カラドックはカレドンの姉妹艦であり、基本性能はよく似ています。 しかし、最大にして最強の違いがあります。それは、イギリス連邦ツリーの艦であるため「HE弾(榴弾)」が使えるということです! AP弾しか撃てない本家とは違い、角度を付けた敵や駆逐艦に対しても安定してダメージを与え、火災を発生させることができます。 「燃やせるカレドン」、この強さはTier 3では反則級ですよ!

史実と来歴:バルト海から地中海へ、大英帝国のワークホース

カラドックは、第一次世界大戦中にイギリス海軍が建造した「カレドン級(C級)軽巡洋艦」の1隻です。 就役後はバルト海での作戦や、黒海での支援活動などに従事しました。 第二次世界大戦時まで現役を続け、主に船団護衛や練習艦として活動しました。 艦名は、古代ブリトンの伝説的な指導者カラドック(カラタクス)に由来します。 古い設計ながらも、激動の時代を生き抜いたタフな艦です。

ゲーム内での性能特徴

攻撃面:HE弾が使える152mm砲

主砲は152mm単装砲を5基搭載しています。 配置は中心線上に並んでおり、片舷に全5門を指向可能です。 前述の通り、HE弾を使用できるのが最大の強み。 Tier 3戦艦を遠距離から燃やし尽くすことができます。 また、射程6kmの魚雷も搭載しており、接近戦でのパンチ力も十分です。 魚雷は片舷4門ずつ流せるため、当たれば戦艦でも致命傷になります。

防御面:典型的な紙装甲

第一次大戦型の軽巡洋艦なので、装甲は非常に薄いです。 舷側装甲はごくわずかで、戦艦のAP弾はもちろん、巡洋艦のHE弾でも大ダメージを受けます。 特にバイタルパートが海面上に露出しているため、横を向けて撃ち合うのは危険です。 攻撃を受けそうになったら、すぐに艦を立てるか、島影に逃げ込む必要があります。

機動・隠蔽:加減速の良さが武器

イギリス艦ベースなので、加速性能が非常に優秀です。 停止状態からすぐにトップスピードに乗れるため、島影からの飛び出しや、魚雷回避がスムーズに行えます。 速力も約29ノットと十分。隠蔽性能も良好で、先手を取って攻撃を仕掛けることができます。

艦長へのアドバイス:戦場での立ち回り

序盤:駆逐艦を追い払い、戦艦を燃やす

HE弾が使えるため、駆逐艦処理が得意です。 序盤は敵駆逐艦を見つけたら、152mm砲の威力で圧倒しましょう。 駆逐艦が引いたら、次は敵戦艦を狙います。 距離を取り、加減速で敵弾を回避しながらHE弾で着火します。 「燃やして逃げる」ヒット・アンド・アウェイが基本です。

中盤〜終盤:魚雷の射程内へ誘い込む

中盤以降、島影を利用して敵に接近できれば、魚雷の出番です。 カラドックの魚雷は射角が良く、使い勝手が抜群です。 島から飛び出して魚雷をばら撒き、加速力でそのまま離脱する一撃離脱戦法が決まれば、格上の戦艦でも沈めることができます。

注意点:修理班はまだない

イギリス本家ツリーと違い、Tier 3のカラドックには修理班(回復)がありません。 受けたダメージはそのまま蓄積されるため、序盤での無理な突撃は厳禁です。 HPを大切にし、後半まで生き残ることで火力を出し続けましょう。

おすすめのアップグレード・艦長スキル

火力と回避能力を高める構成を推奨します。

アップグレード

  • スロット1: 主砲改良1
  • スロット2: 機関室防御(装甲が薄いので、機関破損を防ぐために必須です)

艦長スキル

  • グリスアップ: 砲塔旋回を助けます。
  • 火災誘発: 戦艦へのダメージソースとして重要です。
  • 最後の抵抗: エンジンが壊れても動けるようにします。
  • 装填手: 腹を見せた巡洋艦にはAP弾が有効なので、切り替え用にあると便利です。

提督、カラドックは「もしイギリス軽巡がHE弾を使えたら?」というifを体験できる楽しい艦です。 その器用さを活かし、Tier 3の海を自由に駆け巡ってください!