提督、オラ!本日はパンアメリカ巡洋艦ツリーの到達点、Tier 10 巡洋艦「サン・マルティン(San Martín)」について解説します。
「ウースター級に魚雷が付いて、ゾンビ回復能力を持ったらどうなるか?」 そんな夢(あるいは敵にとっての悪夢)を具現化したのが、このサン・マルティンです。 最大の特徴は、極めて強力な「特化型修理班」と、それを何度でも再使用可能にする「戦闘指令」のコンボ。 敵の攻撃を受け止め、回復し、その間に弾幕と魚雷で反撃する。 圧倒的な「戦場維持能力」で味方を支え、勝利を呼び込む、まさに艦隊の守護神です。
史実と来歴:南米の解放者、不沈の伝説へ
サン・マルティンは、史実では建造されなかった計画艦です。 そのベースとなっているのは、アメリカ海軍の「ウースター級軽巡洋艦」の初期設計案の一つ。 史実のウースターは主砲のみの搭載でしたが、この案では魚雷発射管の搭載も検討されていました。 パンアメリカツリーの頂点として、アルゼンチン、チリ、ペルーの独立運動を指導した「南米の解放者」ホセ・デ・サン・マルティン将軍の名を冠し、その偉業に恥じない堂々たる性能を与えられています。
ゲーム内での性能特徴
攻撃面:万能の152mm砲と魚雷の二刀流
主砲は152mm連装砲 5基10門です。 ウースター(12門)より門数は少ないですが、装填速度が非常に速く、DPMは十分に高いです。 パンアメ特有の「優遇付きAP弾」で巡洋艦のバイタルを抜き、IFHE付きのHE弾で戦艦を削りましょう。 そしてウースターとの最大の違いは「射程12kmの魚雷」を持っていること。 片舷5本ずつ流せるため、接近戦での決定力や、引き撃ち時の牽制力が段違いです。
防御面:ワールド・オブ・ゾンビ
サン・マルティンの真骨頂は生存性です。 「特化型修理班」は回復量が凄まじく、HPがミリ単位になっても、数回の回復で全快近くまで戻せます。 さらに「戦闘指令」を発動すれば、修理班のクールタイムが短縮され、短時間で再使用可能に。 バイタルさえ抜かれなければ、実質的なHPは10万を超えることもザラです。 まさに「沈まない城」として前線に居座ることができます。
機動・隠蔽:隠蔽レーダーの恐怖
隠蔽性能は特化時で約9.1km〜9.2kmです。 搭載している警戒レーダーの射程が9kmなので、ほぼ「隠蔽レーダー(見つかった瞬間に敵を捕捉できる)」が可能です。 敵駆逐艦にとっては、姿が見えないサン・マルティンに近づくこと自体が自殺行為となります。 機動力も高く、加減速や転舵を駆使して敵弾を避ける動きが得意です。
艦長へのアドバイス:戦場での立ち回り
序盤:エリアコントロールとゲージ溜め
高い隠蔽とレーダーを活かし、CAPエリア周辺の制圧を行います。 敵駆逐艦を追い払ったら、次は敵戦艦や巡洋艦を撃って戦闘指令ゲージを溜めましょう。 サン・マルティンは「撃ち続けること」で生存性が上がる艦です。 攻撃の手を休めず、常にゲージを満タン近くに保つ意識が重要です。
中盤〜終盤:不死身のタンク役
中盤以降は、その回復力を活かして敵のヘイト(攻撃)を引き受けます。 敵が必死に削ったHPを、「戦闘指令Fキー」→「スーパーヒール」のコンボで瞬時に回復して見せつけましょう。 これにより敵の戦意を挫き、味方が攻める隙を作ります。 もちろん、甘い動きをした敵にはAP弾と魚雷で痛撃を与えることも忘れずに。
注意点:大口径AP弾には注意
いくら回復がすごくても、大和やサツマなどの大口径砲にバイタルを抜かれると回復できません。 特に転舵時の腹見せは厳禁です。 また、レーダー射程が9kmと、米ソ巡洋艦(10km〜12km)より短いため、位置取りには繊細さが求められます。
おすすめのアップグレード・艦長スキル
生存性を極限まで高め、DPMを確保する構成を推奨します。
アップグレード
- スロット1: 主砲改良1
- スロット2: 警戒レーダー改良1(石炭交換品。あればベストです)
- スロット3: 射撃システム改良1
- スロット4: 操舵装置改良1(または推力改良1)
- スロット5: 隠蔽システム改良1(必須です)
- スロット6: 主砲改良3(装填速度短縮。手数こそがサン・マルティンの命です)
艦長スキル
- 隠蔽処理専門家: レーダー運用と生存のために。
- 榴弾の慣性信管 (IFHE): Tier 10戦場では32mm装甲(戦艦の艦首艦尾など)を抜くために必須です。
- 管理: スーパーヒールとレーダーの回数を増やします。最優先です。
- アドレナリン・ラッシュ: 回復前提の艦なので、常に高効果を維持できます。
- 最上級砲手: 隠蔽が良いので敵が近くにいることが多く、DPMアップに繋がります。
提督、サン・マルティンは「何度でも蘇る英雄」です。 その驚異的な粘り強さで敵を消耗させ、南米の太陽のように輝く勝利を掴んでください!


















