Tier IX 巡洋艦 Santander

提督、オラ！本日はパンアメリカ Tier 9 巡洋艦「サンタンデール（Santander）」について解説します。

アジェンデで「戦闘指令」と「スーパーヒール」のコンボに慣れた提督にとって、このサンタンデールは最高のステップアップとなります。主砲が9門に増え、単純な火力が向上しました。さらに、Tier 9特有の装備枠解放により、主砲の装填速度をさらに短縮可能。 「撃ってゲージを溜め、指令発動で回復し、また撃つ」。この無敵のサイクルを高速で回し、敵艦隊をじわじわと追い詰める、パンアメリカ巡洋艦の真髄を味わえる名艦です。

1 史実と来歴：コロンビアの法と剣
2 ゲーム内での性能特徴
3 艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り
4 おすすめのアップグレード・艦長スキル
- 4.1 アップグレード
- 4.2 艦長スキル

史実と来歴：コロンビアの法と剣

サンタンデールは、史実では建造されなかった計画艦です。 1940年代、アメリカ海軍が設計していた「ウースター級軽巡洋艦」の初期設計案（3連装砲塔搭載案）をベースに、コロンビア海軍向けにアレンジされた姿という設定です。コロンビア海軍は当時、駆逐艦を中心に整備していましたが、もし地域大国としての海軍力増強を目指し、アメリカから最新鋭巡洋艦の技術供与を受けていたら……というifを体現しています。艦名は、コロンビア共和国の建国の父の一人であり、「法の将軍」と呼ばれたフランシスコ・デ・パウラ・サンタンデールに由来します。

ゲーム内での性能特徴

攻撃面：9門の弾幕と優遇AP弾

主砲は152mm三連装砲 3基9門です。配置は前2基・後1基とオーソドックスで扱いやすく、前級よりも門数が増えたことでDPMが向上しました。 HE弾で燃やすのはもちろん、パンアメ特有の「跳弾優遇付きAP弾」が非常に強力です。腹を見せた巡洋艦や、上部構造物を狙えば、152mmとは思えないダメージを叩き出します。また、主砲を当てて「戦闘指令」のゲージを溜めることで、消耗品のクールタイムを劇的に短縮できます。

防御面：不死身のゾンビタンク

装甲は25mm（艦首艦尾）と薄く、戦艦のAP弾には無力ですが、それを補って余りあるのが「特化型修理班（スーパーヒール）」です。戦闘指令と組み合わせることで、通常の艦ではありえない頻度で回復を使用できます。実質的なHPプールは戦艦並み。バイタルパートさえ守りきれば、戦場の最後まで生き残り、敵の攻撃を吸い続けるタンク役として機能します。

機動・隠蔽：9kmレーダーを活かす隠蔽

隠蔽性能は特化時で9km台中盤です。搭載している「警戒レーダー」の射程が9kmなので、ほぼ「隠蔽レーダー（見つかったら即レーダーで捕捉）」が可能です。この性能のおかげで、対駆逐艦戦闘においても非常に強力なプレッシャーを与えることができます。機動力も良好で、島影への退避や加減速回避もスムーズです。

艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り

序盤：レーダーで駆逐艦を支援

開幕は島影を利用してCAPエリアに接近します。隠蔽が良いので、敵駆逐艦と遭遇する距離まで詰めやすいのが強みです。見つかったら即座にレーダーを発動し、味方と共に敵駆逐艦を攻撃しましょう。序盤に敵の目を潰せれば、その後の展開が非常に楽になります。

中盤〜終盤：回復ループで前線を維持

サンタンデールの真骨頂は消耗戦です。積極的に主砲を撃ってダメージを稼ぎつつ、戦闘指令ゲージを溜めます。 HPが減ってきたら、「Fキー（戦闘指令）発動」→「即座に修理班」のコンボで高速回復。これを繰り返すことで、敵は「倒したはずなのにまた回復している！？」と絶望することでしょう。敵の弾を受け止め、味方を守る盾となる意識が重要です。

注意点：IFHEの取得を推奨

152mm砲の貫通力は標準で25mm（または30mm）ですが、Tier 9戦場では32mm装甲を持つ戦艦や巡洋艦が多くなります。ダメージを安定させるために、艦長スキル「IFHE（榴弾の慣性信管）」の取得を強く推奨します。火災率は下がりますが、手数の多さと戦闘指令の回転率でカバーできます。直接ダメージで削り倒しましょう。