提督、オラ!本日はパンアメリカ Tier 7 巡洋艦「コロネル・ボロネス(Coronel Bolognesi)」について解説します。
この艦を見て「イギリスのフィジーにそっくり!」と思った方、大正解です。 ボロネスは、イギリスの名艦フィジー級(クラウン・コロニー級)の譲渡艦です。 しかし、イギリス艦のような「煙幕」は持っていません。 その代わりに手に入れたのが、瀕死の状態からでも一気に回復する「スーパーヒール(特化型修理班)」と、攻撃を当てるほど回復が早く使えるようになる「戦闘指令」です。 撃って、撃って、回復する。戦場の不死鳥のような粘り強さを体験してください!
史実と来歴:ペルーへ渡った英国の騎士
コロネル・ボロネスの前身は、イギリス海軍の「セイロン(HMS Ceylon)」です。 第二次世界大戦ではインド洋や太平洋で活動し、朝鮮戦争にも参加した歴戦の艦です。 1959年にペルー海軍へ売却され、「コロネル・ボロネス」と改名されました。 艦名は、太平洋戦争(19世紀のチリ対ペルー・ボリビア連合軍の戦争)におけるアリカの戦いで、最後まで降伏せずに戦死したペルーの国家的英雄、フランシスコ・ボロネス大佐に由来します。 その不屈の魂は、ゲーム内の生存性の高さにも表れています。
ゲーム内での性能特徴
攻撃面:12門の投射量と戦闘指令
主砲は152mm三連装砲 4基12門です。 圧倒的な手数で敵を制圧できる火力を持っています。 イギリス艦とは違いHE弾も撃てるため、角度を付けた敵戦艦にもダメージを通しやすく、火災も狙えます。 もちろん、パンアメ特有の優遇AP弾も強力です。 そして、主砲を当て続けることで「戦闘指令ゲージ」が溜まり、Fキーで発動すると、修理班などのクールタイムが一気に短縮されます。
防御面:煙幕はないが回復が凄い
装甲は軽巡洋艦なので薄く、戦艦砲には無力です。 しかし、ボロネスには「特化型修理班」があります。 通常の修理班よりも回復量が多く、準備時間も短いため、バイタルさえ抜かれなければ何度でも戦線に復帰できます。 煙幕がないため「隠れて撃つ」ことはできませんが、「撃たれても治す」スタイルで前線を維持します。
機動・隠蔽:優秀な隠蔽と旋回
ベースがイギリス艦なので、加速や旋回性能は非常に優秀です。 島影に滑り込んだり、魚雷を回避したりする動きはストレスなく行えます。 隠蔽性能も特化すれば9km台前半と非常に良く、敵に見つからずに有利なポジションへ移動することが可能です。
艦長へのアドバイス:戦場での立ち回り
序盤:隠蔽を活かしてゲージを溜める
煙幕がないため、開けた場所での撃ち合いは危険です。 序盤は高い隠蔽を活かして島影や敵の側面に回り込み、一方的に撃てる状況を作りましょう。 まずは主砲を当てて戦闘指令ゲージを満タンにすることを意識します。 ゲージがあれば、いつ大ダメージを受けてもすぐにリカバリーできる保険になります。
中盤〜終盤:ダメージ交換の達人に
ボロネスの強みは、消耗戦での強さです。 敵とHPを削り合い、お互いに疲弊したところで、こちらはスーパーヒールで回復します。 さらに戦闘指令を使えば、修理班がすぐに再使用可能になります。 この「回復ループ」に入れるかどうかが勝負の分かれ目です。 敵が回復できない駆逐艦や巡洋艦であれば、圧倒的に有利に立てます。
注意点:バイタルは守り抜く
いくら回復がすごくても、バイタルパート(防郭)へのダメージは回復できる割合が低いです。 戦艦に横腹を晒してドカンとやられると、自慢のスーパーヒールも意味を成しません。 常に防御姿勢(斜めまたは縦)を維持し、致命傷だけは避ける操艦を心がけてください。
おすすめのアップグレード・艦長スキル
生存性と手数を強化する構成を推奨します。
アップグレード
- スロット1: 主砲改良1
- スロット2: 機関室防御
- スロット3: 射撃システム改良1
- スロット4: 操舵装置改良1(回避盾性能を上げます)
艦長スキル
- 管理: スーパーヒールの回数を増やします。ボロネスの生命線です。
- 隠蔽処理専門家: 生存性とポジション取りのために必須です。
- アドレナリン・ラッシュ: HPの増減が激しい艦なので、攻撃力アップの恩恵を受けやすいです。
- 榴弾の慣性信管 (IFHE): 152mm砲なので、同格戦艦へのダメージを安定させるために取得を推奨します。
提督、コロネル・ボロネスは「諦めない心」を形にしたような艦です。 どんなに撃たれても蘇り、12門の砲で反撃する。その不屈の闘志でチームを勝利に導いてください!



















