提督、オラ!本日はスペイン Tier 5 巡洋艦「ガリシア(Galicia)」について解説します。
前級のセルベラに乗っていて、「単装砲と連装砲が混じっていて使いにくいな…」と感じたことはありませんか? このガリシアは、そんな悩みをすべて解決してくれます。 主砲は全て「連装砲塔」に統一され、配置もスマートになりました。 火力、速力、魚雷のバランスが良く、Tier 5巡洋艦の教科書のような扱いやすさを誇ります。 派手なギミックこそありませんが、基本に忠実なプレイで戦果を積み重ねられる、信頼性の高い相棒となるでしょう。
史実と来歴:大改装で生まれ変わった内戦の英雄
ガリシアは、Tier 4「アルミランテ・セルベラ」の姉妹艦(同型艦)です。 当初は「リベルタ(自由)」や「プリンシペ・アルフォンソ」といった名前でしたが、激動のスペイン内戦を経て「ガリシア」と改名されました。 WoWSでの姿は、戦後の1940年代に行われた大規模な近代化改装後の状態をモデルにしています。 この改装により、旧式化した単装砲を撤去して連装砲塔に統一し、対空兵装も強化されました。 まさに、激戦をくぐり抜けてより強く生まれ変わった、歴戦の艦なのです。
ゲーム内での性能特徴
攻撃面:使いやすさが向上した152mm砲
ガリシアの主砲は152mm連装砲 4基8門です。 門数自体はセルベラと同じですが、全てが中心線上の連装砲塔になったことで、左右どちらにも全火力を指向しやすくなりました。 射程も少し伸びており、遠距離からの放火性能が向上しています。 魚雷も引き続き搭載しており、射程・威力ともにTier 5としては十分な性能。 接近戦での自衛や、すれ違いざまの必殺技として頼りになります。
防御面:軽巡洋艦の宿命
改装されたとはいえ、装甲は薄いままです。 巨大なバイタルパート(防郭)を持っているため、戦艦に横腹を見せると一撃で吹き飛びます。 ただし、対空火力はセルベラより強化されており、同格空母の攻撃に対してはある程度の抵抗力を持ちます。
機動・隠蔽:33ノットの快速は健在
セルベラ譲りの33ノットという高速力は健在です。 この足があれば、Tier 5の広めのマップでも問題なく展開できます。 隠蔽性能は平均的ですが、足が速いので、危険を感じたらすぐに距離を取って隠蔽に入ることが可能です。
艦長へのアドバイス:戦場での立ち回り
序盤:スマートな引き撃ちで燃やす
ガリシアの主砲配置は「前2基・後2基」と非常にバランスが良いです。 序盤は敵戦艦に対して距離を取り、お尻を向けた「引き撃ち(カイト)」の体勢でHE弾を浴びせましょう。 敵が撃ってきたら、加速と転舵で回避し、装填が終わったら撃ち返す。 この基本動作を繰り返すだけで、敵戦艦はじわじわとHPを削られていきます。
中盤〜終盤:AP弾のチャンスを見逃すな
152mm砲のAP弾は、同格巡洋艦(オマハや古鷹など)の横腹を抜くのに十分な貫通力を持っています。 中盤以降、敵巡洋艦との撃ち合いになったら、相手の姿勢をよく見て弾種を切り替えましょう。 「腹を見せたらAP弾」を徹底することで、ダメージ効率が飛躍的に上がります。
注意点:格上戦艦には要注意
Tier 5は、Tier 7の強力な戦艦(長門やコロラドなど)とマッチングする可能性があります。 彼らの大口径砲は、ガリシアの装甲をあらゆる角度から貫通します。 格上戦艦が相手の場合は、射程ギリギリを維持し、ヘイトを稼ぎすぎないように慎重に立ち回ってください。
おすすめのアップグレード・艦長スキル
機動力と手数を強化する、軽巡洋艦の王道構成を推奨します。
アップグレード
- スロット1: 主砲改良1
- スロット2: 機関室防御(足が止まるのを防ぐため必須です)
- スロット3: 射撃システム改良1(精度を上げて着火率を高めます)
艦長スキル
- 最後の抵抗: エンジンが壊れても逃げられるように。
- 装填手: AP/HEの切り替えをスムーズにします。
- 火災誘発: 手数を活かして火災ダメージを稼ぎます。
- 隠蔽処理専門家: 生存性を高めるために、ポイントが貯まったら取得を目指しましょう。
提督、ガリシアは派手さこそありませんが、非常に素直で扱いやすい艦です。 この艦で巡洋艦の基本動作を完璧にマスターし、来るべきバースト射撃の時代(Tier 7以降)に備えてください!



















