提督、オラ!本日はスペイン Tier 2 巡洋艦「メンデス・ヌニェス(Méndez Núñez)」について解説します。
Tier 1の小さな船体から一転、このメンデス・ヌニェスは本格的な軽巡洋艦の姿をしています。 最大の特徴は、Tier 2としては破格の「152mm単装砲」を搭載している点です。 他国の同格巡洋艦が一回り小さな砲でペチペチ撃ち合っている中、貴方は6インチ砲の重い一撃を叩き込むことができます。 英国の設計思想を取り入れた優秀な機動力も相まって、低Tier戦場を支配するポテンシャルを秘めた名艦です。
史実と来歴:英国の血を引く内戦の古強者
メンデス・ヌニェスは、1920年代に建造された「ブラス・デ・レソ級巡洋艦」の2番艦です。 当時のスペイン海軍はイギリスとの結びつきが強く、本級もイギリスの「C級軽巡洋艦」をベースに設計されました。 そのため、外観や性能のバランスが非常に良くまとまっています。 スペイン内戦では共和国側として戦い、激動の時代を生き抜きました。 後に防空巡洋艦へと大改装されますが、WoWSのTier 2では、その改装前の最も美しい姿で登場します。
ゲーム内での性能特徴
攻撃面:Tier 2最強クラスの152mm砲
メンデス・ヌニェスの主砲は152mm単装砲 6基です。 この口径はTier 2では非常に大きく、HE弾(榴弾)の貫通力と単発ダメージに優れています。 敵の巡洋艦や駆逐艦に命中すれば、HPをごっそりと削り取ることが可能です。 また、片舷に指向できる門数も多いため、船体を傾ければ強力な斉射火力を発揮します。 魚雷はまだ搭載していませんが、この主砲があれば十分お釣りが来ます。
防御面:細身の船体で避ける
装甲は薄く、防護巡洋艦に近い構造です。 真正面から撃ち合うとダメージを受けやすいですが、船体が細長くスマートなため、敵に対して艦を立てたり(縦に向ける)、細かく転舵することで被弾面積を減らすことができます。 「装甲で弾く」のではなく、「当たり判定の小ささ」で生き残るタイプです。
機動・隠蔽:29ノットの快速
速力は29ノットを発揮し、Tier 2巡洋艦としては非常に高速です。 陣地転換や、不利な状況からの離脱がスムーズに行えます。 転舵性能も素直で扱いやすく、初心者の方でもストレスなく操艦できるでしょう。
艦長へのアドバイス:戦場での立ち回り
序盤:152mm砲の威力を押し付ける
射程内に敵を捉えたら、積極的に攻撃を仕掛けましょう。 152mm砲のHE弾は、敵戦艦に対しても有効なダメージソースになります。 敵巡洋艦と撃ち合う際は、相手よりも単発火力が高いことを活かし、一発一発を確実に当てていく意識を持つと良いでしょう。
中盤〜終盤:AP弾も忘れずに
口径が大きいということは、AP弾(徹甲弾)の貫通力も高いということです。 敵の巡洋艦(特に筑摩やチェスターなど)が横腹を見せている時は、AP弾に切り替えてバイタル(防郭)を狙ってみてください。 Tier 2とは思えない大ダメージが出て、敵が一瞬で沈むこともあります。
注意点:駆逐艦への対応
主砲の旋回速度はそこまで速くないため、至近距離で駆逐艦にまとわりつかれると対処が遅れることがあります。 敵駆逐艦が近くにいる場合は、あらかじめ砲塔をそちらに向けておくか、距離を取って引き撃ちの体勢を作りましょう。
おすすめのアップグレード・艦長スキル
火力と取り回しを強化する構成を推奨します。
アップグレード
- スロット1: 主砲改良1(主砲機能停止の防止)
艦長スキル
- グリスアップ: 砲塔旋回速度を上げ、機動戦に対応しやすくします。
- 装填手: 152mm砲の強力なAP弾とHE弾を使い分けるために有効です。
- 火災誘発: HE弾の発火率をさらに高めます。
提督、メンデス・ヌニェスは「大口径のロマン」を低Tierで楽しめる貴重な艦です。 その強力な主砲で敵を圧倒し、スペイン艦隊の進撃を開始してください!


















