提督、オラ(Hola)!本日はスペイン Tier 1 巡洋艦「ジュピター(Júpiter)」について解説します。
スペインツリーの入り口となるこの艦、実は純粋な巡洋艦ではなく「機雷敷設艦」として設計されたフネなんです。 しかし、侮るなかれ。1930年代に建造された比較的近代的な設計のおかげで、主砲の性能はTier 1艦艇の中でも優秀な部類に入ります。 クセが少なく、素直な挙動で提督の指示に応えてくれる、まさに「最初の相棒」にふさわしい一隻です。
史実と来歴:内戦の嵐を越えた機雷敷設艦
ジュピターは、1930年代半ばにスペイン海軍が建造した「ジュピター級機雷敷設艦」のネームシップです。 建造中にスペイン内戦が勃発し、反乱軍(フランコ側)によって接収・就役しました。 本来の任務は機雷を撒くことでしたが、強力な120mm砲を持っていたため、実質的な「砲艦」や「駆逐艦代わり」として最前線で酷使されました。 激動の内戦を生き抜き、その後も長くスペインの海を守り続けた、タフで実用的な艦です。
ゲーム内での性能特徴
攻撃面:素直で扱いやすい120mm砲
ジュピターの主砲は120mm単装砲を4基搭載しています。 特筆すべきはその「扱いやすさ」です。 弾道が素直で狙った場所に飛びやすく、装填速度も悪くありません。 基本はHE弾(榴弾)を使って敵艦を燃やす戦法が有効ですが、敵が横を向けている近距離戦ではAP弾(徹甲弾)も刺さります。 スペイン艦特有の「バースト射撃」はまだありませんが、基礎を学ぶには十分な性能です。
防御面:被弾面積は小さめ
Tier 1なので装甲は無いに等しいですが、元が機雷敷設艦(駆逐艦に近いサイズ)なので、船体は比較的コンパクトです。 遠距離であれば、加減速や転舵を繰り返すことで、敵の砲弾を避けることは難しくありません。 「当たっても耐える」のではなく、「小ささを活かして避ける」防御を意識しましょう。
機動・隠蔽:軽快なフットワーク
速力や転舵性能は標準的ですが、ストレスを感じるほどではありません。 島と島の間を抜けたり、敵弾を回避したりといった基本的な機動はスムーズに行えます。 Tier 1のマップは狭いことが多いので、座礁に気をつけながら動き回りましょう。
艦長へのアドバイス:戦場での立ち回り
序盤:偏差射撃の練習を
まずは敵を見つけ、主砲を撃ち込んでみましょう。 ジュピターの弾は当てやすいので、敵艦の進行方向の少し先を狙う「偏差射撃(見越し射撃)」の感覚を掴むのに最適です。 遠くの敵にはHE弾で火災を狙い、ダメージを稼ぎましょう。
中盤〜終盤:島を有効活用する
HPが減ってきたら、マップ上の島を盾にして戦います。 島影から出たり入ったりしながら撃つことで、被弾を抑えつつ攻撃できます。 敵に囲まれないように、常に味方と一緒に行動することを心がけてください。
注意点:足を止めない
初心者のうちは、狙うことに集中して船が止まってしまいがちです。 止まっている船は、敵にとって絶好の的です。 常に微速でも良いので動き続け、敵に狙いを絞らせないようにしましょう。
おすすめのアップグレード・艦長スキル
基本性能を底上げするシンプルな構成を推奨します。
アップグレード
- スロット1: 主砲改良1(主砲の機能停止を防ぎます)
艦長スキル
- グリスアップ: 砲塔の旋回速度を上げ、接近戦でも照準が追いつくようにします。
- 敵弾接近警報: 遠距離から撃たれた際に通知が来るため、回避行動の練習になります。
- 装填手: 弾種切り替えをスムーズにし、チャンスを逃さないようにします。
提督、ジュピターは小さな船ですが、スペイン海軍の熱い魂を秘めています。 この艦で砲撃戦のイロハを学び、バースト射撃が待つ高Tier艦への切符を手にしてください!

















