提督、お疲れ様です！本日はアメリカ Tier 6 巡洋艦「ペンサコーラ（Pensacola）」について解説します。
オマハで回避盾と弾幕の雨を楽しんでいた提督、ここからはスタイルが変わります。 ペンサコーラは、アメリカツリーで初めて「203mm砲（8インチ砲）」を搭載した重巡洋艦です。 装填速度こそ遅くなりましたが、その一撃の重さは別次元。 特にAP弾（徹甲弾）が敵巡洋艦のバイタルに突き刺さった時の「ズドン！」という破壊音とダメージは、一度味わうと病みつきになります。 「ペプシコーラ」の愛称で親しまれる彼女と共に、重巡洋艦の“重い”戦い方をマスターしていきましょう！
史実と来歴
ペンサコーラ級重巡洋艦は、ワシントン海軍軍縮条約の制限下でアメリカ海軍が初めて建造した「条約型巡洋艦」です。 条約の上限である20.3cm砲を可能な限り多く積むことを目指し、なんと計10門もの重武装を実現しました。 しかし、その代償として装甲を極限まで削ったため防御力に不安があり、またトップヘビー（重心が高い）で揺れやすいという欠点も抱えていました。 史実では太平洋戦争の激戦を戦い抜き、数々の損傷を受けながらも終戦まで生き残った「グレイゴースト（生ける亡霊）」の一隻として称えられています。
ゲーム内での性能特徴
攻撃面：Tier 6最強クラスの斉射火力
ペンサコーラの最大の武器は、203mm砲を計10門も搭載している点です。 このTier帯の重巡洋艦（青葉など）の多くが6門〜8門程度である中、10門という数は圧倒的です。 アメリカ艦特有の「跳弾優遇（角度のついた装甲にも刺さりやすい）」を持つAP弾は極めて強力で、甘い角度を見せた巡洋艦を一斉射で港へ送り返す（ハカイチ）パワーを持っています。
防御面：かつての紙装甲、今は…？
かつては「撃たれれば即死」と言われるほどの紙装甲でしたが、度重なるアップデートにより装甲厚（25mm）が増し、同格戦艦の356mm砲までは角度をつければ弾けるようになりました。 しかし、バイタルパート（防郭）は依然として海面上に大きく露出しており、380mm以上の主砲を持つ戦艦（バイエルン、扶桑、ウォースパイトなど）には、どんな角度でも強制貫通されてしまいます。 「撃たれる＝バイタル貫通のリスク」という緊張感は変わりません。
機動・隠蔽：見つかりやすいのが弱点
機動力は可もなく不可もなくといったところですが、最大の問題は「隠蔽の悪さ」です。 特化しても発見距離は12km台後半と、一部の戦艦よりも見つかりやすいレベルです。 「撃って隠れる」という行動が難しいため、島影を利用して射線を切るポジショニングが非常に重要になります。 また、砲塔の旋回速度が遅いため、全力転舵中は照準が追いつかないことがあります。
艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り
序盤：AP弾のチャンスを虎視眈々と待つ
隠蔽が悪いため、開幕から開けた場所に突っ込むと集中砲火を浴びます。 序盤は島影に寄り添い、敵巡洋艦が見えるのを待ちましょう。 敵巡洋艦が転舵して横腹を見せた瞬間が、ペンサコーラのショータイムです。 AP弾を喫水線（水面付近）に叩き込めば、1万ダメージオーバーも夢ではありません。
中盤〜終盤：島の裏が恋人
防御力に不安があるため、基本的には「撃たれない位置」で戦うことが求められます。 弾道が少し山なりなので、低い島であれば飛び越えて撃つことが可能です。 敵戦艦に対しては無理にAP弾を使わず、HE弾で火災を狙うのも有効です。 孤立すると逃げ切れないため、常に味方戦艦の近くか、すぐに隠れられる島のそばをキープしてください。
注意点：砲塔旋回の遅さ
ペンサコーラの砲塔は回るのが遅いです。 敵が現れてから照準を合わせようとしても間に合わないことがあります。 マップを見て敵が来そうな方向を予測し、あらかじめ砲塔を回しておく（予備動作）癖をつけましょう。 これができるだけで、与ダメージが大きく変わります。
おすすめのアップグレード・艦長スキル
重巡洋艦としての火力を活かし、取り回しを良くする構成を推奨します。
アップグレード
- スロット1: 主砲改良1
- スロット2: 機関室防御（回避行動中に足が止まると即沈没につながります）
- スロット3: 射撃システム改良1（または主砲改良2で旋回を補うのもアリです）
- スロット4: 操舵装置改良1
艦長スキル
- グリスアップ: 砲塔旋回が遅いペンサコーラには必須級のスキルです。
- 装填手: 敵の姿勢に合わせてAP弾とHE弾を素早く切り替えるために。
- 隠蔽処理専門家: 少しでも生存性を高めるために必要です。
- アドレナリン・ラッシュ: 攻撃力の底上げに。
提督、ペンサコーラのAP弾が決まった瞬間の爽快感は格別です。 「一撃の重さ」を知ることで、巡洋艦乗りの腕は確実に上がります。 その10門の巨砲で、敵艦隊を粉砕してください！
