Tier IX 駆逐艦北風

提督、お疲れ様です！本日は日本 Tier 9 駆逐艦「北風（Kitakaze）」について解説します。

秋月でその火力に魅了された提督にとって、この北風は正統かつ理想的な進化形です。主砲のDPM（分間ダメージ）はさらに向上し、Tier 9駆逐艦としては破格の攻撃力を誇ります。しかし、北風の真の恐ろしさは、砲撃だけではありません。彼女が隠し持っているのは、日本駆逐艦で唯一の「6連装魚雷発射管」です。一度に6本の魚雷を流し、装填ブースターでさらに6本。合計12本の魚雷を一点に集中させる能力は、戦艦ですら一撃で沈めるジョーカーとなります。砲撃と雷撃、二つの暴力で戦場を支配しましょう！

1 史実と来歴
2 ゲーム内での性能特徴
3 艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り
4 おすすめのアップグレード・艦長スキル
- 4.1 アップグレード
- 4.2 艦長スキル

史実と来歴

北風は、史実における「超秋月型駆逐艦（V7計画）」として計画された艦です。秋月型の優秀な防空能力と砲撃力を維持しつつ、不満点であった「速力」と「雷撃能力」を強化するために設計されました。史実ではミッドウェー海戦後の戦局悪化により、より量産に適した「改秋月型（冬月など）」の建造が優先され、北風が実際に建造されることはありませんでした。 WoWSでは、その「最強の防空駆逐艦」の完成形として、Tier 9の海に君臨しています。

ゲーム内での性能特徴

攻撃面：DPMモンスターと6連装魚雷

主砲は100mm連装砲を4基8門搭載。秋月と同じに見えますが、Tier 9アップグレード（スロット6）で装填速度を強化できるため、投射量は劇的に向上しています。 HE弾の貫通力優遇（30mm）も健在で、IFHEスキルと合わせれば無類の強さを発揮します。そして特筆すべきは「6連装魚雷発射管 1基」です。 1基しかありませんが、一度に6本流せるため面制圧能力が高く、さらに標準搭載の「魚雷装填ブースター」を使えば、短時間で12本を流せます。これにより、砲撃艦でありながら、油断した戦艦をワンパンする雷撃能力も手に入れました。

防御面：HPは高いが図体もデカい

HPは抗堪専門家込みで2万を軽く超え、非常にタフです。しかし、船体は秋月以上に大きく、軽巡洋艦並みのサイズがあります。敵弾の回避は難しく、AP弾も（過貫通せず）通常貫通しやすいため、集中砲火を受けるとHPが一気に消し飛びます。煙幕を上手に使い、被弾を避ける立ち回りが必須です。

機動・隠蔽：最高峰のバランス

速力は36ノットまで向上し、秋月の鈍足から解放されました。陣地転換や敵弾回避がやりやすくなっています。隠蔽性能は特化時で約5.9km。この火力を持つ艦としては異例の良さで、同格の砲撃駆逐艦（フリースラントやモガドール）に対して一方的に先手を取れます。「高火力かつ良隠蔽」という、駆逐艦として理想的なスペックを持っています。

艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り

序盤：隠蔽を活かしたCAP制圧

5.9kmという優秀な隠蔽を活かし、強気にCAPエリアへ向かいます。敵駆逐艦と遭遇したら、即座に砲撃戦を開始しましょう。北風のDPMに撃ち勝てる駆逐艦はほとんどいません。相手が煙幕を使ったら、魚雷を流し込んで事故を狙います。ただし、レーダー艦には注意が必要です。図体が大きいため、レーダーで見つかると逃げる前に大ダメージを受けます。