★ 超航空母艦赤龍

提督、お疲れ様です！本日は日本の超空母（Tier 11相当）「赤龍（Sekiryū）」について解説します。

Tier 10の白龍でさえ「魔王」と呼ばれましたが、この赤龍はその魔王がジェットエンジンを手に入れて帰ってきたような存在です。最大の特徴は、轟音と共に空を裂く「戦術航空中隊（ジェット機）」の運用能力。信じられないほどのスピードで敵艦に肉薄し、回避不可能な一撃を叩き込む。 WoWSの空における食物連鎖の頂点、その圧倒的なスペックを私と一緒に紐解いていきましょう。

1 史実と来歴：大鳳型の最終進化系
2 ゲーム内での性能特徴
3 艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り
4 おすすめのアップグレード・艦長スキル
- 4.1 アップグレード
- 4.2 艦長スキル

史実と来歴：大鳳型の最終進化系

赤龍は、史実には存在しないWoWSオリジナルの超艦艇です。しかし、その設計思想は非常に論理的です。「もし日本海軍が存続し、大鳳型装甲空母（白龍のベース）をさらに大型化させ、ジェット艦載機の運用に対応させていたら？」というifの歴史を具現化しています。広大な飛行甲板、傾斜した煙突、そしてそこに並ぶジェット戦闘機。大艦巨砲主義が終わり、ミサイルとジェット機の時代へ移り変わる過渡期のロマンが詰まったデザインとなっています。

ゲーム内での性能特徴

攻撃面：通常機と「ジェット機」の波状攻撃

赤龍の攻撃手段は大きく分けて2つあります。

通常中隊（プロペラ機）： 基本的にはTier 10「白龍」の強化版です。戦艦のバイタルを抜くAP爆撃機、高威力の雷撃機、そして攻撃機。これらだけでも十分にTier 10戦場を荒らせる性能を持っています。リロードも早く、主力ダメージソースとして機能します。
戦術中隊（ジェット機）： これが赤龍の目玉です。「戦術攻撃機（ロケット）」と「戦術雷撃機（魚雷）」の2種類を出撃させることができます。これらは発艦時にジェットブーストを使用し、マップの端から端まで一瞬で移動します。特に戦術雷撃機は強力で、超高速で敵艦に接近し、高威力の魚雷を叩き込んで即座に離脱します。敵の対空砲火が激しくなる前に攻撃が終わるため、強引な攻撃を通しやすいのが特徴です。

防御面：要塞化した飛行甲板

白龍同様、装甲空母としての特性を持っており、飛行甲板は非常に頑丈です。遠距離からの半端な砲撃なら弾き返しますし、HPも膨大にあるため、母艦自体の生存性は極めて高いです。対空火力も強化されており、敵空母の攻撃に対してもある程度の自衛が可能です。

機動・隠蔽：巨体だが足は速い

船体は白龍よりさらに巨大化しましたが、速力は依然として高速です。ジェット機の速度に目が奪われがちですが、母艦自体も戦場を素早く移動できるため、戦線の押し引きに合わせて柔軟にポジションを変えることができます。

艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り

序盤：ジェット機による奇襲

開幕は、準備が完了している戦術中隊（ジェット機）を発艦させましょう。その圧倒的なスピードで敵の偵察（スポット）を一瞬で行い、甘い動きをしている駆逐艦や巡洋艦にロケットや魚雷をお見舞いします。「敵が配置につく前に攻撃が終わっている」という理不尽を押し付けることができます。

中盤〜終盤：通常機とジェットのローテーション

戦術中隊は強力ですが、一度使うと整備時間（クールタイム）が非常に長いです。そのため、ジェット機だけに頼ることはできません。ジェット機の整備中は、高性能な通常機（特にAP爆撃機と雷撃機）で着実にダメージを稼ぎ、ここぞという場面（敵のダメージコントロールが切れた瞬間など）でジェット機を出撃させる「波状攻撃」を意識してください。「消えない火災」や「治せない浸水」を発生させ、敵戦艦を絶望させましょう。