★ 超巡洋艦 CLAUSEWITZ

提督、グーテン・ターク！本日はドイツの超巡洋艦（Tier 11相当）「クラウゼヴィッツ（Clausewitz）」について解説します。

Tier 10のヒンデンブルクでさえ「完成された要塞」でしたが、このクラウゼヴィッツはそのさらに上を行く存在です。他の国の超艦艇が「バースト射撃」などの特殊なボタンを持っている中、クラウゼヴィッツには何もありません。「えっ、地味？」と思いましたか？いえいえ、違います。「小細工なしの基礎スペックだけで最強」であることを証明する、まさにドイツ海軍の自信とプライドの塊なのです。圧倒的なHPと火力で戦場を蹂躙する、その横綱相撲のような戦い方を解説します。

1 史実と来歴：理論上の最強巡洋艦
2 ゲーム内での性能特徴
3 艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り
4 おすすめのアップグレード・艦長スキル
- 4.1 アップグレード
- 4.2 艦長スキル

史実と来歴：理論上の最強巡洋艦

クラウゼヴィッツは、第二次世界大戦中にドイツが計画した、長距離通商破壊用重巡洋艦の発展型デザインに基づいています。史実にはない架空の艦ですが、コンセプトとしては「ヒンデンブルク級（P級装甲艦やO級巡洋戦艦の要素を含む）をさらに大型化し、対空・対艦能力を極限まで高めた姿」と言えるでしょう。名前の由来は『戦争論』で有名な軍事思想家カール・フォン・クラウゼヴィッツ。「戦争とは、他の手段をもってする政治の継続である」という彼の言葉通り、この艦は戦場におけるドイツの意思を体現する絶対的な武力として君臨します。

ゲーム内での性能特徴

攻撃面：210mm砲による破壊の嵐

主砲は210mm三連装砲を4基、計12門搭載しています。ヒンデンブルク（203mm）から口径が拡大したことで、単発ダメージと貫通力がさらに向上しました。もちろんドイツ特有の「高貫通HE弾」は健在で、50mmを超える装甲も余裕で貫通します。特筆すべきはそのDPM（分間ダメージ）です。ヒンデンブルク以上の装填速度と火力を持ち、何も考えずに撃ち続けているだけで、敵戦艦のHPが消し飛んでいきます。魚雷も片舷に2基ずつ、計20門（片舷10門）と強化されており、接近戦での瞬間火力は戦艦を一撃で葬るほどです（射程は相変わらず6kmですが）。

防御面：巡洋艦を超越したHPプール

クラウゼヴィッツの最大の武器は、そのタフネスです。 HPは6万台に迫り、もはや一部の戦艦並みです。ドイツ伝統の「タートルバック装甲」により近距離でのバイタル耐性は完璧。さらに甲板装甲も厚く、遠距離からのHE弾やAP弾に対しても高い耐性を持ちます。「撃たれてもビクともせず、逆に撃ち返して敵を沈める」。まさに重戦車のような防御力です。

機動・隠蔽：巨体ゆえの鈍重さ

弱点を挙げるとすれば、その機動性です。ヒンデンブルクよりもさらに船体が巨大化したため、旋回半径が大きく、転舵も重く感じられます。隠蔽性能も悪化しており、敵に見つからずに移動するのは困難です。しかし、これだけの防御力と火力があれば、多少見つかったところで問題にはなりません。

艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り

序盤：堂々たる砲撃戦

隠蔽が悪いので、コソコソ隠れる必要はありません。遠距離から堂々と砲撃戦を挑みましょう。高い貫通力を持つHE弾で敵戦艦を削り、甘い動きを見せた巡洋艦には210mmのAP弾を叩き込みます。敵が撃ち返してきても、適切な角度（防御姿勢）を取っていれば、クラウゼヴィッツの装甲は容易には抜かれません。

中盤〜終盤：最強のダメージディーラー

中盤以降は、その豊富なHPを活かして前線を維持、あるいは押し上げます。修理班を使いながらしぶとく生き残り、ひたすら主砲を撃ち続けましょう。ギミックがない分、操作はシンプルです。「敵に照準を合わせ、撃つ」。これだけで最強クラスの火力を出し続けられます。もし敵が接近してきたら、強化された魚雷とソナーで返り討ちにしてください。