TierⅦ 巡洋艦 SHCHORS

TierⅦ 巡洋艦 SHCHORS

提督、ズドラーストヴィチェ! 本日はソ連 Tier 7 巡洋艦「ショールス(Shchors)」について解説します。

この艦を一言で表すなら、「攻撃力に魂を売った悪魔」です。 Tier 7にして12門という圧倒的な斉射火力を手に入れましたが、その代償として装甲は文字通りの「紙」になりました。 戦場では常に死と隣り合わせ。しかし、そのスリルを超えた先にある破壊力は、一度味わうと病みつきになります。 極端すぎる性能を持つ彼女の手綱を、しっかりと握りしめていきましょう。

史実と来歴:幻の艦隊型軽巡洋艦

ショールスは、1930年代後半にソ連が計画した「28号計画艦」と呼ばれる軽巡洋艦のデザインに基づいています。 史実で有名な「チャパエフ級」の前身にあたる設計案であり、スターリンが夢見た外洋海軍(大艦隊)の中核を担うはずでした。 152mm砲を多数搭載し、高速で艦隊に随伴できる性能を目指しましたが、独ソ戦の勃発などにより計画は見直され、そのままの姿で建造されることはありませんでした。 WoWSでは、その攻撃的な設計思想を具現化した姿で、Tier 7の海を戦い抜きます。

ゲーム内での性能特徴

攻撃面:12門のレールガンによる弾幕

ショールスの最大の武器は、152mm三連装砲を4基、計12門搭載している点です。 前級から3門増えたことで、DPM(分間ダメージ)と着火性能が飛躍的に向上しました。 ソ連特有の「超高速弾(レールガン)」は健在で、16km先の敵戦艦に対しても、まるで吸い込まれるように弾が命中します。 さらに「着弾観測機」を使用すれば、Tier 9戦艦すら一方的に攻撃できる射程を得られます。 魚雷は射程4kmのお守り程度ですので、基本は砲撃一本で戦います。

防御面:触れれば砕けるガラスの船体

攻撃力とは対照的に、防御力は絶望的です。 装甲は非常に薄く、特にバイタルパート(防郭)は船体の中央部に長く、かつ海面上に高く露出しています。 戦艦のAP弾はもちろん、同格巡洋艦に腹を見せれば、いとも簡単にバイタルを抜かれて即死します。 「角度をつければ弾ける」という甘い考えは捨ててください。「当たったら貫通される」のがショールスの日常です。

機動・隠蔽:速いが、とにかく曲がらない

最高速力は35ノット以上と非常に優秀で、直線であれば快適に移動できます。 しかし、最大の問題は「旋回半径の大きさ」です。 舵を切っても船がなかなか曲がってくれず、まるで戦艦のような大回りをします。 このため、魚雷の回避や、島影への緊急退避が非常に苦手です。一度ルートを間違えると、修正が効かずに敵の集中砲火を浴びることになります。

艦長へのアドバイス:戦場での立ち回り

序盤:最大射程からの放火魔

ショールスの定位置は、敵艦隊から15km以上離れた後方です。 開幕は着弾観測機を使い、射程外から敵戦艦を狙い撃ちにして火災を発生させましょう。 自分が発見されたら、すぐに転舵して逃げの態勢(引き撃ち姿勢)を作りますが、転舵が遅いので早めの判断が必要です。

中盤〜終盤:ヘイト管理が命

中盤以降も、決して前に出てはいけません。 12門の火力は魅力的ですが、敵からすると「柔らかくて美味しい的」に見えています。 複数の敵から狙われている(探知マーカーが増えた)と感じたら、すぐに撃つのをやめて隠蔽に入ってください。 「撃ちたい欲求を抑えて、生き残ること」。これがショールスで高ダメージを出す秘訣です。

注意点:島裏よりも洋上射撃

弾道が低く速いため、アメリカ軽巡のような「島裏射撃」は苦手です(島に弾が当たってしまいます)。 基本的には開けた海で、敵との距離と速力を武器に戦うスタイルになります。 島を使う場合は、島影に隠れるのではなく、島を盾にして射線を切るために使いましょう。

おすすめのアップグレード・艦長スキル

攻撃性能を極限まで高め、操作性を少しでも改善する構成を推奨します。

アップグレード

  • スロット1: 主砲改良1
  • スロット2: 機関室防御(被弾=機能停止のリスクが高いため必須です)
  • スロット3: 射撃システム改良1
  • スロット4: 操舵装置改良1(劣悪な転舵性能を少しでもマシにするために強く推奨します。推力改良より優先度が高いです)

艦長スキル

  • 榴弾の慣性信管 (IFHE): 152mm砲の貫通力を上げ、Tier 7〜9の戦艦にダメージを通すために必須です。これがないと弾かれまくってダメージが出ません。
  • 隠蔽処理専門家: 生存性を上げるために必須です。
  • グリスアップ: 砲塔旋回をサポートします。
  • 着弾観測機専門家: 観測機の準備時間を短縮し、遠距離攻撃の機会を増やします。

提督、ショールスはその極端な性能ゆえに、乗り手を選ぶ艦かもしれません。 しかし、12門の斉射で敵を焼き尽くす快感は、そのリスクを背負うだけの価値があります。 「やられる前にやる」。ソ連巡洋艦の美学を体現してください!