提督、紅茶の準備はできていますか?本日はイギリス Tier 10 プレミアム巡洋艦「ディフェンス(Defence)」について解説します。
「戦艦のような主砲を、煙幕の中から撃ちたい」……そんな夢を叶える艦がついに登場しました。 ディフェンスは、巡洋艦でありながら「356mm(14インチ)砲」を搭載しています。 これはTier 7戦艦「キング・ジョージ5世」と同じ口径です! さらに、イギリス軽巡洋艦の特権である「ショートバースト発煙装置」を装備。 煙に隠れながら戦艦砲を連射し、近づく敵には強力な魚雷をお見舞いする。 既存の枠組みに囚われない、非常に攻撃的でトリッキーな石炭艦の登場です!
史実と来歴:大英帝国が検討した幻の大型巡洋艦
ディフェンスは、第二次世界大戦の開戦前後にイギリス海軍が検討していた「大型巡洋艦(重巡洋艦の拡大版)」の設計案に基づいています。 ドイツの「ドイッチュラント級」や日本の大型巡洋艦に対抗するため、戦艦に近い火力と巡洋艦の速力を併せ持つ艦として構想されました。 特徴的なのは、艦首に主砲を集中配置したその姿。ネルソン級戦艦を彷彿とさせるシルエットは、攻撃重視の設計思想を色濃く反映しています。
ゲーム内での性能特徴
攻撃面:356mm砲と煙幕の凶悪コンボ
主砲は356mm連装砲を3基、計6門搭載しており、すべて艦の前方に集中配置されています。 巡洋艦としては破格の貫通力を持つAP弾と、イギリス特有の高威力HE弾を使い分けることが可能。 そして最大のアドバンテージは「ショートバースト発煙装置」です。 準備時間が短く、回数が多いこの煙幕を使えば、こまめに姿を消して一方的に大口径砲を叩き込むことができます。 魚雷も強力で、射角の広い4連装発射管を搭載しており、接近戦でのカウンター能力も抜群です。
防御面:巨大なバイタルと高い回復力
「大型巡洋艦(シュペーや吾妻のような枠)」であるため、船体は大きく、装甲も戦艦ほどではありません。 特に側面を晒すと、敵戦艦のAP弾でバイタルを容易に抜かれてしまいます。 しかし、ディフェンスは「修理班」の回復効率が非常に高い(バイタルダメージも大幅に回復可能)という特徴を持っています。 一撃死さえしなければ、驚異的な粘り強さで戦線に復帰できます。
機動・隠蔽:前方集中配置を活かす
機動力は標準的ですが、主砲がすべて前にあるため、敵に対して艦を立てたまま(縦に向けて)戦うのが基本スタイルになります。 隠蔽性能は巨体の割に悪くありませんが、発砲後のペナルティには注意が必要です。 煙幕がない時の位置取りを間違えると、集中砲火を浴びて沈むリスクがあります。
艦長へのアドバイス:戦場での立ち回り
序盤:煙幕を使った要所防衛
序盤は、島影や要所の近くに陣取り、敵が見えたらショートバースト発煙装置を使って攻撃を開始します。 356mm砲のHE弾は火災発生率が高く、戦艦を燃やすのに最適です。 敵巡洋艦が甘い動きを見せたら、AP弾でバイタルを抜き去りましょう。 前方集中配置を活かし、常に艦首を敵に向けて被弾面積を減らす意識が重要です。
中盤〜終盤:回復力を活かしたダメージ交換
ディフェンスの修理班は非常に優秀です。 多少のダメージを受けても、隠蔽に入ったり煙幕を使ったりして時間を稼げば、モリモリ回復します。 「一撃で沈まなければ実質無傷」という強みを活かし、敵とHPを交換していく消耗戦に持ち込みましょう。 魚雷射程も長めなので、接近してくる敵への置き魚雷も有効です。
注意点:横腹は絶対に見せない
最大の弱点は側面の脆さです。 旋回中や撤退時に横腹を晒すと、回復不可能なほどの特大ダメージ(ハカイチ)を貰うことがあります。 撤退する際は、煙幕を使って姿を消してから転舵するなど、細心の注意を払ってください。
おすすめのアップグレード・艦長スキル
火力と生存性、そして煙幕運用を強化する構成を推奨します。
アップグレード
- スロット1: 主砲改良1
- スロット2: 機関室防御(または水音聴音改良1)
- スロット3: 射撃システム改良1
- スロット4: 操舵装置改良1(縦の動きだけでなく、回避運動も重要です)
- スロット5: 隠蔽システム改良1
- スロット6: 主砲改良3(装填時間を短縮し、DPMを底上げします)
艦長スキル
- 管理: 煙幕と強力な修理班の回数を増やします。最優先です。
- 隠蔽処理専門家: 生存性とポジショニングのために。
- アドレナリン・ラッシュ: 必須です。
- 消耗品改良: 煙幕の動作時間を延ばします。
- 重徹甲弾の威力増加: 主砲口径が大きい(356mm)ため、AP弾強化の恩恵を受けられます。
提督、ディフェンスは「煙幕から巨砲を撃つ」という背徳的な楽しさを持った艦です。 そのユニークな性能で敵を翻弄し、石炭艦の新たなエースとして活躍させてください!


















