Tier II 巡洋艦 Port Jackson

Tier II 巡洋艦 Port Jackson

提督、グッダイ(G’day)!本日はイギリス連邦(コモンウェルス) Tier 2 巡洋艦「ポート・ジャクソン(Port Jackson)」について解説します。

サトレジの連装砲も魅力的でしたが、このポート・ジャクソンからは「152mm砲」という、Tier 2にしては強力な大口径砲を扱えるようになります。 船体のあちこちに配置された単装砲は、どの角度からでも敵を狙いやすく、乱戦になりがちな低Tier戦場では非常に頼もしい存在です。 オーストラリアの風を感じながら、豪快な砲撃戦を楽しんでください!

史実と来歴:南半球の海を守るシドニーの門番

ポート・ジャクソンは、イギリス海軍の「ウェイマス級防護巡洋艦」をベースにした艦艇です。 第一次世界大戦期、オーストラリア海軍はイギリスからタウン級巡洋艦(シドニーやメルボルンなど)を導入し、太平洋やインド洋で通商護衛などに活躍させていました。 本艦もそうした「英連邦の巡洋艦」の系譜に連なる存在です。 艦名は、シドニー・オペラハウスやハーバーブリッジで有名な、世界三大美港の一つ「ポート・ジャクソン湾(シドニー湾)」に由来します。

ゲーム内での性能特徴

攻撃面:射角の広い152mm砲群

主砲は152mm単装砲を8基搭載しています。 特徴的なのはその配置で、船体の側面(スポンソン)に砲があるため、片舷に指向できるのはそのうちの数基ですが、射角が非常に広いです。 敵に対して斜めの姿勢を取りながらでも、多くの砲門を向けることができます。 152mm砲はAP弾の貫通力が高く、HE弾の威力も十分。 魚雷は搭載していませんが、主砲だけで十分に戦場を制圧できる火力を持っています。

防御面:防護巡洋艦のタフネス

「防護巡洋艦」として分類されるため、バイタルパートは海面下の傾斜甲板で守られています。 最新鋭の軽巡洋艦に比べると装甲は薄いですが、Tier 2同士の撃ち合いであれば、角度をつけることで被弾ダメージを抑えることができます。 HPも標準的で、無理な突撃さえしなければ簡単には沈みません。

機動・隠蔽:標準的で素直な操作性

速力は約25ノットと、Tier 2巡洋艦としては平均的です。 決して鈍足ではないため、陣地転換には困りません。 旋回半径も小さく、魚雷回避や島影への退避もスムーズに行えます。 クセのない素直な挙動は、初心者提督にとっても扱いやすいでしょう。

艦長へのアドバイス:戦場での立ち回り

序盤:弾種を使い分けてダメージを稼ぐ

ポート・ジャクソンの強みは、152mm砲の単発火力です。 敵駆逐艦や、こちらを向いている敵にはHE弾で確実にダメージを与えましょう。 そして、敵巡洋艦が転舵して腹を見せたら、すかさずAP弾に切り替えます。 Tier 2の巡洋艦なら、バイタルを複数抜いて大ダメージを与えることができます。

中盤〜終盤:常に斜めを向いて戦う

側面の砲を活かすため、敵に対して艦を傾けた「防御姿勢」を維持しましょう。 真正面や真横を向くのではなく、斜めに構えることで、被弾面積を減らしつつ多くの砲を敵に向けられます。 魚雷がないため接近戦での一発逆転はできません。敵戦艦とは距離を取り、中距離から撃ち続けるのがベストです。

注意点:駆逐艦に接近されすぎない

単装砲は装填速度がそこまで速くありません。 敵の駆逐艦に肉薄されると、主砲旋回や装填が間に合わずに魚雷を食らうリスクがあります。 敵駆逐艦が見えたら早めに処理するか、味方と一緒に戦う位置取りを心がけてください。

おすすめのアップグレード・艦長スキル

主砲の性能を引き出し、対応力を上げる構成を推奨します。

アップグレード

  • スロット1: 主砲改良1

艦長スキル

  • グリスアップ: 砲塔旋回をスムーズにし、左右の敵に対応しやすくします。
  • 装填手: 強力なAP弾とHE弾を状況に合わせて使い分けるために有効です。
  • 敵弾接近警報: 回避のタイミングを掴む練習になります。

提督、ポート・ジャクソンは大口径砲の入門艦として最適です。 その力強い砲撃音と共に、オーストラリアの海を守り抜いてください!