Tier VI 巡洋艦 Hobart

Tier VI 巡洋艦 Hobart

提督、グッダイ!本日はイギリス連邦(コモンウェルス) Tier 6 巡洋艦「ホバート(Hobart)」について解説します。

「パースに似ているけど、何が違うの?」そう思った提督も多いでしょう。 ホバートは、パースと同じく「低速用発煙装置」を使って煙幕の中から移動しながら射撃できる艦ですが、さらに「射程10kmの強力な魚雷」と、潜水艦を絶対に見つけ出す「潜水艦探知機」を持っています。 煙幕で身を守り、HE弾で戦艦を燃やし、見えない魚雷で浸水を狙い、潜水艦を狩る。 まさに「海の何でも屋」。オーストラリア海軍の誇りを胸に、戦場を器用に立ち回りましょう!

史実と来歴:オーストラリアを守り抜いた幸運艦

ホバートは、元々はイギリス海軍の「アポロ」として建造された、リアンダー級軽巡洋艦(改良型)です。 1938年にオーストラリア海軍へ譲渡され、「ホバート」と改名されました。 第二次世界大戦では地中海、インド洋、太平洋と世界中の海を転戦。 珊瑚海海戦やガダルカナル島の戦いにも参加し、幾度もの激戦と損傷を乗り越えて終戦まで生き残りました。 そのタフさと活躍ぶりから、オーストラリア海軍史上、最も勲章を授与された艦の一つとして知られています。

ゲーム内での性能特徴

攻撃面:10km魚雷とHE弾のコンビネーション

主砲は152mm連装砲 4基8門です。 イギリス連邦艦なのでHE弾が使用可能。煙幕の中から安全に敵戦艦を着火できます。 そしてホバートの隠れた強みが射程10kmの魚雷です。 隠蔽距離(約9km前後)よりも射程が長いため、敵に気づかれずに魚雷を流す「隠蔽雷撃」が可能です。 さらに、Tier 6から使用可能になる「潜水艦探知機」と長射程の爆雷空襲により、対潜能力は同格巡洋艦の中で最強クラスを誇ります。

防御面:煙幕が命綱

装甲は薄く、戦艦のAP弾には無力です。 しかし、ホバートには「低速用発煙装置」があります。 これを展開して1/4速で動けば、常に煙に隠れたまま移動し続けることができます。 敵機や敵艦の視界から消えつつ、一方的に攻撃できるこの時間が、ホバートの生存と火力を支えています。 ただし、煙幕の効果時間は有限なので、切れ目は最大の隙となります。

機動・隠蔽:バランスの良い足回り

機動力はリアンダー級譲りで非常に良好です。 加速が良く、転舵も軽いため、魚雷回避や島影への退避はスムーズです。 隠蔽性能も良く、先手を取って煙幕を展開したり、対潜攻撃を仕掛けたりするのに十分なステルス性を持っています。

艦長へのアドバイス:戦場での立ち回り

序盤:潜水艦ハンターとして動く

敵に潜水艦がいる場合、ホバートは天敵となり得ます。 潜水艦探知機を使えば、潜航中の潜水艦も強制的に発見できます。 序盤は前目の島影や煙幕を利用して対潜圧力をかけ、味方戦艦を魚雷から守りましょう。 潜水艦がいない場合は、10km魚雷を敵の進行ルートへ流して牽制します。

中盤〜終盤:煙幕射撃でダメージを稼ぐ

中盤以降は、敵戦艦や巡洋艦を射程に捉え、低速用発煙装置を展開してHE弾の雨を降らせます。 常に低速で移動し続けることで、煙幕への盲撃ち(予測射撃)や魚雷を回避しやすくなります。 敵が近づいてきたら10km魚雷を流し、煙幕が切れる前に島影へ退避するルートを確保しておきましょう。

注意点:IFHEの検討

152mm砲の貫通力は25mmです。これはTier 6・7戦艦の艦首艦尾(26mm)を貫通できません。 ダメージを安定させたい場合は、艦長スキル「IFHE(榴弾の慣性信管)」の取得を検討しましょう。 火災率は下がりますが、格上戦艦に対しても直接ダメージを通せるようになります。

おすすめのアップグレード・艦長スキル

対潜能力と煙幕射撃を強化する構成を推奨します。

アップグレード

  • スロット1: 主砲改良1
  • スロット2: 機関室防御(または爆雷空襲改良1)
  • スロット3: 射撃システム改良1
  • スロット4: 推力改良1(煙幕内での細かい動きに必須です)

艦長スキル

  • 管理: 煙幕と潜水艦探知機の回数を増やします。最優先です。
  • 隠蔽処理専門家: 生存性と対潜アプローチのために。
  • 榴弾の慣性信管 (IFHE): 戦艦へのダメージ効率を上げたい場合に。
  • 消耗品改良: 煙幕の持続時間をさらに延ばします。

提督、ホバートは「チームのために動ける」非常に優秀な巡洋艦です。 潜水艦を狩り、戦艦を燃やし、魚雷を流す。その多芸さを活かして戦場のMVPを目指してください!