Tier IX 巡洋艦 Encounter

提督、グッダイ！本日はイギリス連邦（コモンウェルス） Tier 9 巡洋艦「エンカウンター（Encounter）」について解説します。

オークランドで「便利だけど、もう少し火力が欲しいな……」と感じていた提督、朗報です。エンカウンターからは、主砲が「203mm（8インチ）砲」にサイズアップします！つまり、これまでの「軽巡洋艦」から「重巡洋艦」へと艦種が変わったのです。軽巡洋艦の器用さ（煙幕・対潜）を持ったまま、重巡洋艦のパンチ力を手に入れたこの艦は、Tier 9戦場において極めて厄介な存在となります。煙の中から放たれる重い砲弾で、敵艦隊を粉砕しましょう！

1 史実と来歴：大英帝国の重巡洋艦計画、南半球へ
2 ゲーム内での性能特徴
3 艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り
4 おすすめのアップグレード・艦長スキル
- 4.1 アップグレード
- 4.2 艦長スキル

史実と来歴：大英帝国の重巡洋艦計画、南半球へ

エンカウンターは、史実では建造されなかった計画艦です。 1930年代後半、イギリス海軍が検討していた「大型重巡洋艦」の設計案（後のドレイク級やゴライアス級に繋がる研究案）をベースに、オーストラリア海軍向けの仕様として構想された姿と考えられます。艦名は、オーストラリア海軍がかつて保有していたハイフライヤー級防護巡洋艦「エンカウンター」の名を受け継ぐ由緒あるものです。強力な火力と高い航洋性を兼ね備え、広大な南太平洋を守護する「未完の守護神」です。

ゲーム内での性能特徴

攻撃面：203mm砲の重撃と対潜コンボ

主砲は203mm三連装砲 3基9門を搭載しています。口径が大きくなったことで、AP弾の貫通力とHE弾の威力が大幅に向上しました。これまでのペチペチとした射撃感から、ズドンと重い手応えに変わります。もちろんコモンウェルス艦なのでHE弾が使用可能。イギリス本家の重巡（ドレイクなど）とは違い、火災を狙えるのが強みです。そして、「潜水艦探知機」と「爆雷空襲」の対潜セットも完備。重巡洋艦の火力で潜水艦を狩れる、非常に稀有な存在です。

防御面：重巡化による装甲強化

重巡洋艦になったことで、船体の装甲厚（25mm→27mmなど）やHPが増加しました。軽巡洋艦時代よりは耐えられますが、それでもTier 9・10戦艦の大口径砲には注意が必要です。しかし、エンカウンターには最強の盾である「低速用発煙装置」があります。煙幕に隠れながら移動し、さらに「修理班」で回復する。この生存性の高さは、同格の重巡洋艦の中でもトップクラスです。

機動・隠蔽：重くなったが隠蔽は優秀

船体が大きくなったため、旋回半径は大きくなり、動き出しも少し重く感じるかもしれません。しかし、イギリス艦特有の「加速の良さ」は健在です。隠蔽性能は特化時で10km前後と、重巡洋艦にしては非常に優秀です。隠蔽を活かして良いポジションを取り、煙幕を展開して居座る動きが基本となります。

艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り

序盤：重巡洋艦として振る舞う

軽巡洋艦時代のように、駆逐艦のすぐ後ろについていくのは少々危険です（船体が大きく被弾しやすいため）。序盤は少し距離を取り、203mm砲の射程と威力を活かして敵巡洋艦や戦艦を削りましょう。敵の潜水艦が見つかったり、ピンガーが飛んできたりしたら、潜水艦探知機を使って積極的に狩りに行きます。

中盤〜終盤：煙幕内からの重砲撃

中盤以降は、低速用発煙装置を使って火力を投射します。 203mm砲のHE弾は貫通力が高く、戦艦にも大ダメージを与えられます。また、敵巡洋艦が腹を見せたらAP弾でバイタルを抜き去りましょう。軽巡洋艦では抜けなかった装甲も、エンカウンターなら貫通できます。「見えない位置から重いパンチが飛んでくる」状況を作り出し、敵ラインを崩壊させてください。

注意点：煙幕内の発砲ペナルティ

主砲口径が203mmになったことで、「煙幕内での発砲被発見距離」が広がっています（約8km前後）。敵駆逐艦や巡洋艦に8km以内まで接近されると、煙幕の中にいても見つかってしまいます。オークランドの時よりも距離管理をシビアに行う必要があります。常にミニマップで敵との距離を確認し、見つかりそうなら撃つのを止める勇気も必要です。