提督、今回のアップデート情報は単なる新艦艇の追加だけではありません。 既存の空母や航空戦、そして評価システムに大きなメスが入っています。一つずつ紐解いていきましょう。
公開テスト15.0:戦術の転換点となる変更点

戦闘機の仕様変更:偵察から防空へ
最も戦術的影響が大きいのが、この「戦闘機の役割変更」です。 これまで艦載機や消耗品として展開していた戦闘機ですが、その役割が「偵察」から「空襲へのカウンター」へと完全にシフトします。
敵艦の発見が不可能に
なんと、アップデート15.0以降、すべての戦闘機(空母の哨戒戦闘機、水上艦の消耗品戦闘機含む)は、敵艦を発見できなくなります。 これまでは戦闘機を置いて視界を確保する戦術が一般的でしたが、今後はそれが通用しなくなります。駆逐艦などの隠蔽艦にとっては朗報と言えるかもしれません。
空襲に対する迎撃能力の向上
その代わり、オランダ巡洋艦の空襲や、対潜哨戒機(ASW)といった「空襲」扱いの航空機に対する迎撃能力が大幅に強化されます。
これにより、潜水艦を炙り出すための対潜機が、敵の戦闘機によって無力化されやすくなるなど、対潜戦にも変化が生じそうです。
新システム「殊勲賞」の実装

提督の卓越した戦果を可視化する新しいシステム、「殊勲賞(Distinctions)」が導入されます。 これは単なる勝利や敗北ではなく、「同艦艇を使用する他のプレイヤーと比較して、どれだけ優れた成績(基本経験値)を残したか」を評価するものです。
殊勲賞には以下の2種類があり、それぞれ3段階のグレード(ブロンズ、シルバー、ゴールド)が用意されています。
個人殊勲賞
ソロプレイ時の成績に基づきます。
- ブロンズ:上位65%以上(平均比+15%)
- シルバー:上位85%以上(平均比+35%)
- ゴールド:上位95%以上(平均比+45%)
分艦隊殊勲賞
分艦隊を組んでいる際の成績に基づきます。 条件は個人と同様です。
これらの勲章は戦闘結果画面やプロフィールに表示されるため、真の実力者であることの証明になりますね。Tier V以上の艦艇で、ランダム戦でのみ獲得可能です。
その他の重要なアップデート情報

その他にも、テスト項目は山積みです。駆け足でご紹介します。
欧州戦艦アーリーアクセス
以前からお伝えしていた欧州戦艦ツリーがついに登場します。 高隠蔽、雷装、そしてTier V以上で使用可能な「エンジンブースト」が特徴です。さらにTier VIII以上では「警戒レーダー」を搭載可能との情報もあり、戦艦でありながら駆逐艦のような立ち回りが求められそうです。
イベントパスと新コモンウェルス艦長
新たなイベントパスでは、コモンウェルス(英連邦)の歴史的な海軍提督「ジョン・オーガスティン・コリンズ」がユニーク艦長として実装されます。 彼をテーマにしたコレクション「名誉、誠実、美徳」も登場し、史実ファンにはたまらない内容となっています。
非対称戦のアップデート
AIと戦う非対称戦に「オルタナティブ・シナリオ」が追加されます。 ボットのHPやダメージ量が調整された別バージョンのマップが登場し、高Tier艦艇にはより手応えのある戦いを、低・中Tier艦艇には遊びやすい難易度を提供するようです。
キャンペーンの改善
長らく待たれていたキャンペーンシステムの改善がついに実装されます。 ミッションの難易度緩和や、第3スロットの全プレイヤーへの開放など、進行がスムーズになる調整が入ります。













提督、今回の情報は以上です。 特に戦闘機の「視界確保不可」という変更は、クラン戦やランク戦のセオリーを根底から覆す可能性があります。 公開テストサーバーではこれらの変更を一足先に体験できますので、ぜひご自身の手で確かめてみてください。