提督、オラ!本日はパンアメリカ Tier 5 巡洋艦「ラ・アルヘンティーナ(La Argentina)」について解説します。
Tier 5の巡洋艦戦場は、オマハや古鷹といった強力なライバルがひしめく激戦区です。 しかし、ラ・アルヘンティーナには彼らが持っていない決定的な武器があります。 それは、前級から引き継いだ「修理班(HP回復)」です! 撃ち合って傷ついても、時間をかければ回復して戦線復帰できる。 この「ゾンビのような粘り強さ」と、9門の主砲による火力で、ライバルたちに差をつけましょう!
史実と来歴:練習艦と戦闘艦、二つの顔を持つ傑作
ラ・アルヘンティーナは、1930年代後半にアルゼンチン海軍がイギリスのヴィッカース・アームストロング社に発注して建造した軽巡洋艦です。 その設計は、イギリス海軍の「アリシューザ級」をベースにしつつ、士官候補生を乗せるための「練習艦」としての機能を盛り込んだユニークなものでした。 しかし、装備は一線級の巡洋艦そのもの。長きにわたりアルゼンチン艦隊の主力として、また将来の提督たちを育てる母校として活躍し、1970年代まで現役を務めた長寿艦でもあります。
ゲーム内での性能特徴
攻撃面:9門の斉射とパンアメ特有のAP弾
主砲は152mm三連装砲を3基(計9門)搭載しています。 Tier 5で9門という数は十分に強力で、面制圧能力が高いです。 また、パンアメリカツリーの特徴である「跳弾角度が優遇されたAP弾」を使用できます。 敵巡洋艦が少し斜めを向いていても、このAP弾なら弾かれずに貫通し、バイタルを抜くことが可能です。 魚雷も3連装を2基搭載しており、射程・威力ともに申し分ありません。
防御面:回復こそが最大の防御
装甲は軽巡洋艦らしく薄く、戦艦の砲撃には無力です。 しかし、このTier帯で「修理班」を持っているアドバンテージは計り知れません。 火災ダメージや、巡洋艦同士の撃ち合いで減ったHPを回復できるため、実質的な耐久力は同格トップクラスです。 致命傷(バイタル貫通)さえ避ければ、何度でも蘇って戦うことができます。
機動・隠蔽:バランスの良い足回り
速力は30ノット台と必要十分で、イギリス艦ベースの設計ゆえに転舵性能も良好です。 隠蔽性能も平均的ですが、パンアメリカ艦は「隠蔽に入って回復する」動きが基本となるため、隠蔽スキル等で強化しておく価値は非常に高いです。
艦長へのアドバイス:戦場での立ち回り
序盤:AP弾のチャンスを狙う
序盤は味方と連携し、敵駆逐艦や先行する巡洋艦を狙います。 敵巡洋艦が腹を見せたり、甘い角度で転舵したりしたら、即座にAP弾を斉射してください。 優遇付きのAP弾が刺されば、一撃で大ダメージを与えられます。 戦艦相手には無理せずHE弾で燃やすか、島影を利用して魚雷を狙いましょう。
中盤〜終盤:ダメージ交換を有利に進める
ラ・アルヘンティーナの真骨頂は消耗戦です。 敵と撃ち合い、お互いにHPが減った場面で、こちらは「修理班」を使って回復します。 相手が回復できない艦であれば、この差で確実に優位に立てます。 「無理に沈めようとせず、生き残って削り勝つ」という意識を持つと、勝率がグッと上がります。
注意点:戦艦には喧嘩を売らない
いくら回復できるといっても、戦艦のAP弾でバイタルを抜かれると回復できません。 特にTier 5は強力な戦艦が多い戦場です。 敵戦艦の射線が通っている場所では、常に回避運動を取り、ヘイトが高まったらすぐに射撃を止めて隠蔽に入る判断が重要です。
おすすめのアップグレード・艦長スキル
生存性とAP弾の使い勝手を強化する構成を推奨します。
アップグレード
- スロット1: 主砲改良1
- スロット2: 機関室防御(回避盾の生命線です)
- スロット3: 射撃システム改良1(9門の命中率を上げます)
艦長スキル
- 管理: 修理班の使用回数を+1します。ラ・アルヘンティーナにとって最重要スキルです。
- 装填手: APとHEを素早く切り替え、チャンスを逃さないようにします。
- 隠蔽処理専門家: 生存性を高め、回復するための「隠れる時間」を作りやすくします。
- アドレナリン・ラッシュ: ダメージを受けて回復しながら戦うスタイルと相性抜群です。
提督、ラ・アルヘンティーナは「最後まで戦場に立っていること」が最大の貢献になる艦です。 修理班を使いこなし、しぶとく、そして賢く勝利を掴み取ってください!



















