提督、オラ!本日はパンアメリカ Tier 7 プレミアム巡洋艦「ヌエベ・デ・フリオ(Nueve de Julio)」について解説します。
「ヘレナのような15門の弾幕艦で、回復ができたら最強なのに……」そんな夢を叶えたのがこの艦です。 ヌエベ・デ・フリオは、アメリカの「ブルックリン級軽巡洋艦」をベースにしており、圧倒的な投射量を持っています。 そして何より、Tier 9〜10の英国戦艦などが持つような「特化型修理班(スーパーヒール)」をTier 7で搭載しているのが最大の特徴です。 瀕死になってもモリモリ回復して戦線復帰するその姿は、まさに不死身。 粘り強く戦い、敵を燃やし尽くす、非常に強力なプレミアム艦です。
史実と来歴:アルゼンチンの独立を祝う不沈の軽巡洋艦
ヌエベ・デ・フリオは、元々はアメリカ海軍のブルックリン級軽巡洋艦「ボイシ(USS Boise)」です。 第二次世界大戦では数多くの海戦に参加し、被弾しながらも沈まなかったタフな艦として知られています。 戦後の1951年、姉妹艦のフェニックス(後のヘネラル・ベルグラノ)と共にアルゼンチン海軍へ売却され、「ヌエベ・デ・フリオ(7月9日:アルゼンチンの独立記念日)」と改名されました。 アルゼンチン海軍の主力として長く活躍し、激動の南米現代史を見守った歴史ある艦です。
ゲーム内での性能特徴
攻撃面:15門の弾幕シャワー
主砲は152mm三連装砲を5基、計15門搭載しています。 アメリカ軽巡洋艦「ヘレナ」と同じ配置で、一度の斉射で15発の砲弾を敵に浴びせることができます。 装填速度はヘレナより少し遅いですが、それでも十分なDPM(分間ダメージ)を誇ります。 弾道はアメリカ艦特有の「山なり弾道」なので、島影を利用した一方的な射撃が得意です。 なお、魚雷は搭載していません。接近戦での一撃必殺はないため、常に主砲で削り続ける必要があります。
防御面:Tier 7最強クラスの回復力
装甲は軽巡洋艦なので薄く、戦艦のAP弾には無力です。 しかし、ヌエベ・デ・フリオには「スーパーヒール」があります。 通常の修理班よりも回復可能なダメージ割合と回復速度が大幅に強化されており、HPが半分以下になっても、1回の使用でほぼ全快近くまで戻せることがあります。 バイタルさえ抜かれなければ、実質的な耐久力は戦艦並み。 この「ゾンビ性能」こそが本艦の最大の武器です。
機動・隠蔽:隠蔽は良いが射程が短い
隠蔽性能は特化すれば10km以下になり、かなり優秀です。 これを活かして敵に接近し、有効射程まで忍び寄ることができます。 一方で、主砲の射程が約13.6kmと短めなのが弱点です。 遠距離戦はできないため、島や隠蔽を使って敵に近づく立ち回りが求められます。
艦長へのアドバイス:戦場での立ち回り
序盤:島裏からの放火魔
射程が短いため、開けた場所での撃ち合いは不利です。 序盤は高い隠蔽を活かして前線の島影に入り込み、そこを拠点としましょう。 山なり弾道を活かし、島越しに敵戦艦へHE弾の雨を降らせます。 15門の投射量があれば、あっという間に敵を火だるまにできます。
中盤〜終盤:ダメージ交換で勝つ
敵巡洋艦との1対1になったら、スーパーヒールの出番です。 お互いに削り合いになっても、こちらは回復して復活できます。 「バイタルだけは隠して、あとは肉で受ける」くらいの気持ちで強気に撃ち合いましょう。 ただし、戦艦のAP弾によるバイタル貫通だけは回復しきれないので、戦艦に対して腹を見せるのは厳禁です。
注意点:ヘレナとの違い
よく似ているヘレナと比較すると、「DPMと射程」で劣り、「生存性(回復)」で勝っています。 ヘレナのように後方から撃ちまくるのではなく、一歩前で敵の攻撃を受け止めつつ戦線を維持する、タンク役に近い動きができるのが強みです。
おすすめのアップグレード・艦長スキル
回復能力と火力を最大化する構成を推奨します。
アップグレード
- スロット1: 主砲改良1
- スロット2: 機関室防御
- スロット3: 射撃システム改良1(15門の散布界をまとめます)
- スロット4: 推力改良1(島裏でのピストン運動に最適です)
艦長スキル
- 管理: スーパーヒールの回数を増やします。ヌエベ・デ・フリオにとって最も重要なスキルです。
- 隠蔽処理専門家: 射程が短いため、接敵するために必須です。
- 榴弾の慣性信管 (IFHE): 152mm砲なので、同格戦艦へのダメージを安定させるために取得を推奨します。
- アドレナリン・ラッシュ: ダメージを受けて回復する艦なので、相性抜群です。
提督、ヌエベ・デ・フリオは「何度でも蘇る悪夢」です。 その圧倒的な生存能力と15門の火力で、Tier 7の海を支配してください!



















