Tier IX 戦艦 Los Andes

提督、オラ！本日はパンアメリカ Tier 9 戦艦「ロス・アンデス（Los Andes）」について解説します。

イピランガからの順当な進化形、それがロス・アンデスです。最大の変更点は、主砲が「406mm三連装砲 3基9門」になったこと。これにより、Tier 9戦場でも十分通用する貫通力を手に入れました。そしてパンアメ戦艦の魂である「副砲」には、驚きの「234mm砲」が採用されています。戦闘指令を発動した瞬間、重巡洋艦の主砲クラスの弾が雨のように敵に降り注ぐ。その火力は、接近戦において圧倒的なプレッシャーとなります！

1 史実と来歴：南米諸国が夢見た究極のドレッドノート
2 ゲーム内での性能特徴
3 艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り
4 おすすめのアップグレード・艦長スキル
- 4.1 アップグレード
- 4.2 艦長スキル

史実と来歴：南米諸国が夢見た究極のドレッドノート

ロス・アンデスは、史実における「南米建艦競争」の延長線上に位置する計画艦です。 20世紀初頭、アルゼンチンやチリ、ブラジルといった国々が、イギリスのアームストロング社やヴィッカース社に依頼した「超弩級戦艦」の設計案（リアチュエロ級やアルミランテ・ラトーレ級の発展型など）をベースに構成されています。特に234mm砲を副砲として搭載する案は、当時の巨艦巨砲主義のロマンを象徴するものです。艦名は、南アメリカ大陸を縦断する巨大な「アンデス山脈」に由来します。

ゲーム内での性能特徴

攻撃面：406mm砲と重巡並みの副砲

主砲は406mm三連装砲を3基9門搭載しています。イピランガ（356mm）での「貫通力不足」の悩みから解放され、巡洋艦のバイタルを抜くのはもちろん、戦艦に対しても有効打を与えやすくなりました。そして注目の副砲は、多数の127mm砲に加え、234mm連装砲を搭載。この234mm砲はHE弾の貫通力が高く（59mm貫通）、敵戦艦の甲板装甲すら容易に粉砕します。 「戦闘指令（Fキー）」を発動すれば、これらの副砲がさらに射程延長・高速装填され、近づく敵を溶かしていきます。

防御面：タフだが過信は禁物

HPはTier 9戦艦としては標準的ですが、パンアメ特有の「優遇修理班（準備時間が短い）」を持っています。これにより、火災や副砲戦での削り合いにはめっぽう強いです。ただし、装甲配置はドイツ戦艦ほど鉄壁ではありません（タートルバック装甲はない）。腹を見せて大口径砲（特に460mm以上）に撃たれるとバイタルを抜かれやすいため、防御姿勢の維持は必須です。

機動・隠蔽：副砲射程と隠蔽の黄金比

速力は約29.5ノットと平均的です。しかし、隠蔽性能は特化時で12km台中盤と優秀です。副砲の射程（特化時12km以上）と隠蔽距離がほぼ同じ、あるいは副砲射程の方が長くなるため、「見つかった瞬間から副砲が撃てる」という理想的な状況を作り出せます。忍び寄って副砲の雨を降らせる、アサシンのような戦艦運用が可能です。

艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り

序盤：406mm砲でゲージを稼ぐ

主砲が406mmになったことで、遠距離戦でもダメージを出しやすくなりました。序盤は無理に突っ込まず、主砲で敵戦艦や巡洋艦を狙い、戦闘指令ゲージを溜めることに集中しましょう。精度はそこそこですが、9門あるので着実に命中弾を出せます。

中盤〜終盤：副砲圏内での蹂躙

ゲージが溜まり、敵の陣形が崩れてきたら突撃の合図です。隠蔽を活かして接近し、副砲射程に捉えた瞬間に「戦闘指令（Fキー）」を発動！ 234mm副砲を含む弾幕は、駆逐艦や軽巡洋艦を一瞬で瀕死に追い込みます。戦艦相手でも、主砲のAP弾と副砲の火災ダメージで圧倒できます。修理班の回転率が良いので、多少の被弾は恐れずに前に出ましょう。