提督、オラ！本日はパンアメリカ Tier 8 巡洋艦「イグナシオ・アジェンデ（Ignacio Allende）」について解説します。
Tier 7のボロネスで粘り強さを覚えた提督に、さらなる武器が授けられます。 それは、駆逐艦の天敵である「警戒レーダー（9km）」です。 高い隠蔽性能で敵に近づき、レーダーで暴き、主砲で叩く。そして撃たれても「スーパーヒール」で即座に回復する。 さらに「戦闘指令」を使えば、これらの消耗品が驚くべき速さで再使用可能になります。 まさに「全部入り」の万能艦。チームの勝利に直結する、非常に影響力の高い巡洋艦です！
史実と来歴：メキシコ独立の英雄の名を冠する防空巡洋艦案
イグナシオ・アジェンデは、史実では建造されなかった計画艦です。 第二次世界大戦後、アメリカ海軍が「ウースター級軽巡洋艦」を設計する過程で検討された、初期の設計案の一つ（152mm連装砲搭載型）に基づいています。 両用砲を搭載した防空巡洋艦としての性格が強く、アメリカからの技術供与を受けてメキシコ海軍が運用していたら……というifの存在です。 艦名は、メキシコ独立戦争の指導者の一人、イグナシオ・アジェンデに由来します。
ゲーム内での性能特徴
攻撃面：8門の速射砲とレーダーの連携
主砲は152mm連装砲 4基8門です。 同格のクリーブランド（12門）などに比べると門数は少ないですが、装填速度が速く、砲塔旋回も優秀で取り回しが良いのが特徴です。 弾道はアメリカ艦らしく「山なり」で、島裏射撃が得意。 そして最大の武器は「射程9kmの警戒レーダー」です。 隠蔽距離との差が小さいため、見つかった瞬間に敵駆逐艦を捕捉することが可能です。 戦闘指令を使えばレーダーの回転率も上がるため、敵駆逐艦に息つく暇を与えません。
防御面：タフネスはTier 8最強クラス
装甲は25mm（艦首艦尾）と薄く、戦艦砲には無力です。 しかし、アジェンデには「特化型修理班（スーパーヒール）」があります。 瀕死の状態からでもHPの半分近くを一気に回復できるこの能力は、敵にとって絶望的です。 バイタルさえ抜かれなければ、実質的なHPは戦艦並み。 粘り強く前線を支えるタンク役もこなせます。
機動・隠蔽：隠蔽レーダーに近い運用が可能
隠蔽性能は特化時で約9.5km〜9.7km程度（環境による）。 レーダー射程が9kmなので、敵に見つかってから数百メートル踏み込めばレーダー圏内に捉えられます。 機動力も良好で、島影を利用した加減速や、敵弾を避ける転舵もスムーズです。
艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り
序盤：レーダーでエリアを制圧
開幕は島影を利用してCAPエリアに接近します。 敵駆逐艦が煙幕を使ったり、キャプチャーを始めたらレーダーの出番です。 敵を炙り出し、味方と共に攻撃しましょう。 この時、少し被弾しても恐れることはありません。アジェンデにはスーパーヒールがあります。 強気な姿勢でエリアの主導権を握りましょう。
中盤〜終盤：戦闘指令を回し続ける
中盤以降は、主砲を当て続けて戦闘指令ゲージを溜めることを意識します。 ゲージが溜まれば、修理班やレーダーのクールタイムを劇的に短縮できます。 「回復して、撃って、また回復する」。この無限ループに入れば、アジェンデは沈まない要塞となります。 HE弾で燃やしつつ、腹を見せた巡洋艦には優遇付きAP弾を叩き込むのも忘れずに。
注意点：瞬間火力には弱い
回復能力は高いですが、一撃でHPを消し飛ばされるバイタル貫通や魚雷には弱いです。 戦艦に対して腹を見せたまま撃ち続けたり、魚雷警戒をおろそかにしたりするのはNGです。 常に防御姿勢（艦を立てる、斜めにする）を維持し、致命傷だけは避ける操艦を心がけてください。
おすすめのアップグレード・艦長スキル
レーダーと回復、そして火力をバランスよく強化する構成です。
アップグレード
- スロット1: 主砲改良1
- スロット2: 警戒レーダー改良1（石炭交換品。レーダー時間が延びるため推奨です。無ければ機関室防御）
- スロット3: 射撃システム改良1
- スロット4: 操舵装置改良1（または推力改良1）
- スロット5: 隠蔽システム改良1（必須です）
艦長スキル
- 隠蔽処理専門家: レーダー運用のために最優先です。
- 管理: レーダーとスーパーヒールの回数を増やします。アジェンデの生命線です。
- 榴弾の慣性信管 (IFHE): 152mm砲なので、Tier 8〜10戦艦（32mm装甲）にダメージを通すために取得を推奨します。
- アドレナリン・ラッシュ: 回復しながら戦うため、常時発動しやすいです。
提督、イグナシオ・アジェンデは「チームを勝たせる力」を持った艦です。 レーダーで敵を追い詰め、スーパーヒールで前線を維持する。 その勇姿はまさに英雄の名にふさわしいものです！
