提督、オラ!本日はパンアメリカ Tier 2 巡洋艦「アルミランテ・バローゾ(Almirante Barroso)」について解説します。
パンアメリカ・ツリーのTier 2を担当するのは、情熱の国ブラジルの巡洋艦です。 この艦の最大の特徴は、何と言っても「152mm砲」を搭載している点です。 周囲の艦が小口径砲でペチペチ撃ち合っている中、バローゾは重量級のパンチを繰り出すことができます。 特にAP弾(徹甲弾)が敵のバイタルに刺さった時の爽快感は格別。 「火力こそ正義」を地で行く、頼もしいアタッカーとして活躍してくれるでしょう。
史実と来歴:南米建艦競争が生んだブラジルの盾
アルミランテ・バローゾは、19世紀末にブラジル海軍がイギリスのアームストロング・ホイットワース社に発注した防護巡洋艦です。 当時、南米ではアルゼンチンやチリとの間で激しい「建艦競争」が繰り広げられており、この艦もその一環として建造されました。 最新鋭の速射砲を搭載し、ブラジル海軍の主力として長く君臨。 艦名は、パラグアイ戦争の「リアチュエロの戦い」でブラジル艦隊を勝利に導いた英雄、フランシスコ・マヌエル・バローゾ男爵に由来しています。
ゲーム内での性能特徴
攻撃面:152mm砲の重い一撃
バローゾの主兵装は152mm単装砲 6基です。 この口径はTier 2としては最大級であり、一発あたりのダメージが非常に高いです。 特にAP弾の威力は侮れず、横を向いた敵巡洋艦のバイタル(防郭)を容易に貫通します。 パンアメリカツリーの特徴である「AP弾優遇」の片鱗を、この段階から感じることができるでしょう。 魚雷は搭載していませんが、この砲火力があれば十分に戦えます。
防御面:防護巡洋艦の限界
「防護巡洋艦」という艦種のため、装甲は決して厚くはありません。 バイタルパートは海面付近にあり、比較的守られてはいますが、戦艦のAP弾や、手数の多い巡洋艦からのHE弾連射を受けると脆いです。 HPを使って耐えるのではなく、後述する機動力や射程を活かして被弾を避けることが重要です。
機動・隠蔽:必要十分な足回り
速力は20ノット台とTier 2としては標準的ですが、旋回性能は悪くありません。 敵に狙われたら、船体を小刻みに振って着弾をずらす動きが有効です。 隠蔽性能も平均的ですが、主砲の射程がそこそこあるため、無理に接近戦を挑まなくても戦えるのが強みです。
艦長へのアドバイス:戦場での立ち回り
序盤:AP弾でバイタルを狙う
バローゾに乗るなら、ぜひAP弾(徹甲弾)を積極的に使ってみてください。 敵の巡洋艦が転舵して横腹を見せた瞬間、喫水線を狙って斉射します。 152mm砲弾が突き刺されば、一撃でHPの半分以上を奪うことも可能です。 敵が縦を向いている時はHE弾で燃やすなど、弾種を使い分ける練習に最適な艦です。
中盤〜終盤:島影と距離を利用する
装甲が薄いため、開けた場所で複数の敵に囲まれると危険です。 マップ上の島を利用して射線を切りつつ、1対1の状況を作るように動きましょう。 魚雷がないため、戦艦への接近戦は苦手です。戦艦相手には距離を取り、HE弾で火災を狙うのが無難です。
注意点:駆逐艦に絡まれたら
主砲の装填速度は小口径砲に比べると遅いため、すばしっこい駆逐艦に接近されると対処に苦労します。 敵駆逐艦が見えたら、早めに艦を立てて被弾面積を減らしつつ、味方の援護を求めましょう。
おすすめのアップグレード・艦長スキル
大口径砲の取り回しを良くする構成を推奨します。
アップグレード
- スロット1: 主砲改良1
艦長スキル
- グリスアップ: 砲塔旋回を助け、接近戦での対応力を上げます。
- 装填手: APとHEの切り替えをスムーズにし、チャンスを逃さないようにします。
- 敵弾接近警報: 回避行動のトリガーとして役立ちます。
提督、アルミランテ・バローゾは、パンアメリカツリーの「AP弾の強さ」を最初に教えてくれる艦です。 その強力な主砲で敵を打ち抜き、南米の海に勝利の旗を掲げてください!

















