Tier X 巡洋艦 Bremen プレミアム艦

提督、グーテン・ターク！本日はドイツ Tier 10 プレミアム巡洋艦「ブレーメン（Bremen）」について解説します。

「高Tierのドイツ巡洋艦といえばヒンデンブルクだけど、もっと手数が欲しい……」そんな贅沢な悩みを解決する艦が現れました。ブレーメンの最大の特徴は、驚異の「150mm砲 16門」です。マシンガンのような連射速度で、HE弾とAP弾を雨のように降らせることができます。しかも、ただ弾数が多いだけではありません。ドイツ艦特有の「貫通力優遇」により、小口径ながら戦艦の装甲をガリガリ削ることが可能です。鋼鉄（Steel）で入手可能なこの怪物、その火力は伊達ではありませんよ！

1 史実と来歴：M級軽巡洋艦の究極進化
2 ゲーム内での性能特徴
3 艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り
4 おすすめのアップグレード・艦長スキル
- 4.1 アップグレード
- 4.2 艦長スキル

史実と来歴：M級軽巡洋艦の究極進化

ブレーメンは、史実における「M級軽巡洋艦」の設計案をベースに、より大型化・重武装化を施したWoWSオリジナルの計画艦です。 M級は通商破壊や偵察を目的とした軽巡洋艦でしたが、ブレーメンはその船体をヒンデンブルク級並みに拡大し、150mm砲を4連装砲塔に収めて4基搭載するという、極めて攻撃的な設計になっています。もしドイツ海軍が「対空・対水上制圧能力」を極限まで追求した軽巡洋艦を建造していたら、このような姿になっていたのかもしれません。

ゲーム内での性能特徴

攻撃面：16門の弾幕と38mm貫通

ブレーメンのアイデンティティは、150mm連装砲…ではなく4連装砲を4基、計16門搭載している点です。装填速度は非常に速く、DPM（分間ダメージ）はTier 10巡洋艦の中でもトップクラス。さらにドイツ艦特有の「HE弾貫通力優遇（1/4貫通）」により、素で38mm装甲を貫通します。これにより、アメリカ戦艦の甲板（38mm）や、多くの巡洋艦の船体をIFHEスキルなしで貫通可能。燃やすだけでなく「物理で削る」ことができるのが最大の強みです。 AP弾の威力も高く、腹を見せた敵にはとんでもないダメージを叩き出します。

防御面：軽巡としてはタフだが…

船体はヒンデンブルクに近く、軽巡洋艦としてはHPが高めで装甲もしっかりしています。側面にはタートルバック装甲のような傾斜があり、近距離でのバイタル貫通には耐性があります。しかし、あくまで「軽巡」枠であるため、戦艦の大口径砲に対しては無敵ではありません。また、船体が大きいため被弾しやすく、集中砲火を受けるとHPが一気に溶けます。

機動・隠蔽：ソナーを活かせる足回り

機動性は標準的ですが、ドイツ艦特有の「6kmソナー」を搭載しており、島影に隠れた駆逐艦を炙り出す能力に長けています。隠蔽性能は特化しても10km台後半〜11km程度と、軽巡にしては悪いです。隠蔽雷撃は難しいため、地形を利用したり、引き撃ちで距離をコントロールする技術が求められます。

艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り

序盤：位置取りと駆逐艦支援

ブレーメンのDPMは駆逐艦にとって脅威です。序盤は味方駆逐艦を支援できる位置につき、敵駆逐艦が見えたら16門の主砲で弾幕を浴びせましょう。 HE弾の貫通力が高いため、駆逐艦相手でも安定して大ダメージを与えられます。ただし、前に出すぎると戦艦に撃たれるので、いつでも島裏に隠れるか、引き撃ちに入れる姿勢を保ってください。

中盤〜終盤：ダメージマシーン化する

中盤以降は、射程を活かして敵戦艦を燃やし尽くします。 38mm貫通のおかげで、アメリカ戦艦やフランス戦艦の甲板を容易に抜くことができます。 「着火」と「直接ダメージ」の両方で敵のHPを削り取る様は、まさに「スーパー・マインツ」。敵が甘い動きを見せたらAP弾に切り替え、バイタルを狙うのも忘れずに。

注意点：IFHEは不要！

ここが重要なポイントです。ブレーメンのHE弾は標準で38mm貫通を持っているため、艦長スキル「IFHE（榴弾の慣性信管）」は不要です。取得しても貫通できる敵がほとんど増えない割に、火災発生率が半減してしまいます。 IFHEにポイントを割くくらいなら、生存性や火力を伸ばすスキルに回しましょう。