提督、オラ!本日はスペイン Tier 7 巡洋艦「アストゥリアス(Asturias)」について解説します。
お待たせいたしました。スペインツリーを進めてきた提督へのご褒美、それがこのアストゥリアスです。 最大のニュースは、スペイン巡洋艦独自の特徴である「バースト射撃(別名:ファニーボタン)」がついに使用可能になることです! これにより、チャンスと見るやいなや、2斉射分の弾薬をマシンガンのように叩き込むことが可能になりました。 重巡洋艦の破壊力と、バースト射撃の爆発力。この二つを併せ持ったアストゥリアスで、戦場に衝撃を与えましょう!
史実と来歴:幻の重巡洋艦計画
アストゥリアスは、史実では建造されなかった計画艦です。 スペイン内戦後、フランコ政権下のスペイン海軍が海軍力増強のためにイタリアのアンサルド社などに設計を依頼した「大型重巡洋艦」の案に基づいています。 そのため、イタリア巡洋艦のようなスマートな外観と、重武装を兼ね備えています。 艦名は、スペイン王位継承者が帯びる称号「アストゥリアス公」に由来する、非常に格式高い名前です。
ゲーム内での性能特徴
攻撃面:必殺の「バースト射撃」解禁
主砲は203mm連装砲 4基8門です。 通常射撃の性能も悪くありませんが、やはり注目すべきは「バースト射撃」です。 Fキーを押してモードを切り替えると、装填済みの砲弾を撃った直後、即座に次弾が装填され、実質2連射が可能になります。 敵駆逐艦が一瞬見えた時や、敵巡洋艦が転舵して腹を見せた一瞬にこれを叩き込めば、これまでの常識を覆す瞬間火力を発揮します。 ただし、バースト後は装填時間が非常に長く(約30秒前後)なるため、使い所を間違えるとただの案山子になってしまいます。
防御面:Tier 7の壁を感じる
Tier 7は、格上のTier 9戦艦ともマッチングする過酷な環境です。 アストゥリアスの装甲は、同格巡洋艦相手ならある程度耐えますが、戦艦の大口径砲には無力です。 巨大なバイタルパートを持っているため、バースト射撃に夢中になって腹を晒すと、手痛いしっぺ返しを食らいます。 「修理班(回復)」はTier 7から使える艦もありますが、アストゥリアスにはまだ修理班がありません(※実装状況によりTier 9から解禁の場合あり、慎重な運用が必要です)。HP管理はこれまで以上にシビアです。
機動・隠蔽:優秀な足回り
速力は33ノット以上と高速で、陣地転換や引き撃ちへの移行はスムーズです。 隠蔽性能も特化すれば10km台後半〜11km程度と、重巡洋艦としては標準的。 バースト射撃後の長い装填時間を、隠蔽に入ってやり過ごす動きが基本となります。
艦長へのアドバイス:戦場での立ち回り
序盤:通常射撃で様子を見る
バースト射撃を使いたくてウズウズする気持ちは分かりますが、序盤から乱用するのは危険です。 バースト後の長いリロード中に敵駆逐艦に詰められたり、チャンスを逃したりする可能性があります。 まずは「通常射撃」で丁寧にダメージを稼ぎ、敵の配置や動きを見極めましょう。
中盤〜終盤:ここぞという時の「Fキー」
敵のHPが減ってきた中盤以降こそ、バースト射撃の出番です。 「あと数千ダメージで倒せる」という敵や、「一瞬だけ腹を見せて転舵している巡洋艦」を見つけたら、Fキーを押してバーストモードへ。 AP弾の2連射が決まれば、敵はバイタルを複数抜かれて轟沈します。 撃ち終わったらすぐに隠蔽に入るか、島影に隠れてリロードを待ちましょう。
注意点:バーストの罠
バースト射撃は強力ですが、DPM(継続火力)で見ると通常射撃の方が上です。 ずっと撃ち続けられる状況なら、無理にバーストを使わず、通常射撃で削ったほうが総ダメージは伸びます。 バーストはあくまで「トドメ」や「奇襲」のための切り札として温存してください。
おすすめのアップグレード・艦長スキル
バースト射撃の特性を活かし、重巡としての基礎を高める構成を推奨します。
アップグレード
- スロット1: 主砲改良1
- スロット2: 機関室防御
- スロット3: 射撃システム改良1(バースト全弾命中を狙うために精度は必須です)
- スロット4: 操舵装置改良1(回避能力を高めます)
艦長スキル
- 隠蔽処理専門家: バースト後の隙を消すために必須です。
- 装填手: バースト射撃はAP/HEどちらでも強力です。素早く切り替えるために役立ちます。
- 管理: ソナー等の回数を増やします。
- アドレナリン・ラッシュ: リロード時間の短縮に。
- 最上級砲手: 敵が近くにいる時の装填速度を上げ、バーストの回転率を高めます。
提督、アストゥリアスのバースト射撃は、戦場を一変させる力を持っています。 「静」と「動」を使い分け、ここぞという瞬間に最大火力を叩き込んでください!



















