提督、お疲れ様です!本日はアメリカ Tier 7 巡洋艦「ニューオーリンズ(New Orleans)」について解説します。
前級のペンサコーラは強力でしたが、「見つかりやすさ」がネックでした。 しかし、このニューオーリンズは違います。 船体がコンパクトになり、隠蔽性能が大幅に向上しました。 さらに、Tier 7からアメリカ巡洋艦の神器である「警戒レーダー」がついに使用可能になります。 姿を隠して忍び寄り、AP弾で敵巡洋艦を粉砕し、レーダーで駆逐艦を追い詰める。 チームへの貢献度も高い、非常に優秀なハンターとしての資質を持った艦です。
史実と来歴
ニューオーリンズ級重巡洋艦は、ペンサコーラ級やノーザンプトン級(未実装)での運用実績を元に設計された、条約型巡洋艦の完成形の一つです。 防御力に難のあった前級までの反省を活かし、バイタルパートの防御を強化しつつ、コンパクトな艦形にまとめ上げました。 史実では、ソロモン海での激戦に多数投入されました。特にルンガ沖夜戦(タサファロング海戦)では、日本駆逐艦の魚雷攻撃により艦首を切断されるという衝撃的な被害を受けましたが、それでも沈まずに帰還・復帰したという、凄まじいタフネスエピソードを持つ艦でもあります。
ゲーム内での性能特徴
攻撃面:使いやすくなった203mm砲とレーダー
主砲は203mm三連装砲を3基、計9門搭載しています。 ペンサコーラ(10門)より1門減りましたが、配置が「前2基・後1基」となり、防御姿勢(艦を立てた状態)で6門撃てるため、実戦での火力はむしろ向上しています。 アメリカ特有の跳弾優遇付きAP弾は健在で、敵巡洋艦のバイタルを抜く能力は極めて高いです。 そして何より、射程9.0kmの警戒レーダーを搭載。 煙幕に隠れた駆逐艦を強制的に発見できるため、CAPエリア周辺での制圧力はペンサコーラの比ではありません。
防御面:コンパクトだが油断は禁物
バイタルパートの位置が下がり、以前よりは抜かれにくくなりました。 とはいえ、艦首・艦尾の装甲は25mmしかなく、Tier 7でマッチングする多くの戦艦(380mm砲以上)には強制貫通されてしまいます。 「装甲で弾く」ことよりも、船体が小さくなったことによる「被弾面積の減少」が生存性に寄与しています。
機動・隠蔽:待ち伏せ可能なステルス性
隠蔽性能は特化すれば約9.5km〜9.6kmまで縮まります。 ペンサコーラ(12km台)と比べると劇的な進化です。 レーダー射程(9.0km)との差がわずか600m程度しかないため、敵に見つかった瞬間にレーダーを使えば、ほぼ確実に敵駆逐艦を捕捉できます。 機動力も転舵が軽く、島影を使った細かい機動が得意です。
艦長へのアドバイス:戦場での立ち回り
序盤:島の陰で「目」になる
開幕は、高い隠蔽を活かしてCAPエリア近くの島へ向かいます。 島影に張り付き、敵駆逐艦がCAPを踏んだり煙幕を使ったりしたタイミングで、レーダーを起動しましょう。 これだけで敵駆逐艦はパニックになり、味方の援護射撃で撃破できるチャンスが生まれます。 自分が撃てなくても、レーダーで視界を提供するだけで大きな貢献になります。
中盤〜終盤:AP弾で腹を撃ち抜く
レーダーが無い時間や中盤以降は、島影を利用して敵戦艦や巡洋艦を狙います。 ニューオーリンズのAP弾は非常に強力です。 敵巡洋艦が転舵して腹を見せた瞬間を見逃さず、AP弾をバイタルに叩き込んでください。 弾道が山なりなので、低い島なら飛び越えて一方的に攻撃することも可能です。
注意点:平地での撃ち合いは避ける
防御力が向上したとはいえ、戦艦と平地(オープンウォーター)で撃ち合うのは無謀です。 射程も長くはない(約14.7km)ため、引き撃ち戦では射程負けすることがあります。 常に「隠れられる島」を確保し、一撃離脱を心がけてください。
おすすめのアップグレード・艦長スキル
隠蔽とAP弾の使い勝手を向上させる構成を推奨します。
アップグレード
- スロット1: 主砲改良1
- スロット2: 機関室防御(島影で止まることが多いため、脱出用に推奨)
- スロット3: 射撃システム改良1
- スロット4: 推力改良1(島影でのピストン運動に必須です)
艦長スキル
- 隠蔽処理専門家: レーダーを活かすために最優先です。
- 装填手: APとHEの切り替え速度を上げ、チャンスを逃さないようにします。
- アドレナリン・ラッシュ: 攻撃力の底上げに。
- 無線方向探知: 敵駆逐艦の位置を把握し、レーダーを向ける方向を決めるのに役立ちます(上級者向け)。
提督、ニューオーリンズは「アメリカ重巡洋艦の教科書」のような艦です。 島を友達にし、レーダーとAP弾を使いこなせば、戦場の支配者になれるポテンシャルを持っていますよ!



















