提督、お疲れ様です！本日は日本 Tier 3 駆逐艦「若竹（Wakatake）」について解説します。
前級の「海風」で魚雷の楽しさに目覚めた提督、ようこそ若竹へ！ この艦は、海風のコンセプトを正統進化させた「生粋の雷撃特化艦」です。 船体はさらに小さく、機動力は軽快に。魚雷の発射管配置が変わるため少し慣れが必要ですが、使いこなせば敵戦艦を翻弄し、一方的に海へ沈めるポテンシャルを持っています。 これから続く日本駆逐艦ツリーの基礎を固める、重要なステップとなる艦ですよ。
史実と来歴
若竹型駆逐艦は、大正時代に建造された「二等駆逐艦（小型の駆逐艦）」です。 当時の日本海軍は、艦隊決戦用の大型駆逐艦（一等駆逐艦）と、近海警備や沿岸防衛用の小型駆逐艦（二等駆逐艦）を並行して整備していました。 若竹はその二等駆逐艦の最終形であり、小さい船体に可能な限りの重武装を施した、日本海軍らしい設計のフネです。 小柄ながらも荒波を越え、昭和の激動期まで長く現役を務めました。
ゲーム内での性能特徴
攻撃面：7km魚雷と連装発射管
若竹の主力兵装は、やはり魚雷です。 改良型の魚雷を搭載すると射程7kmとなり、隠蔽距離（約5.3km〜5.4km）から余裕を持って攻撃できます。 海風との最大の違いは、発射管が「連装（2本）×2基」になったこと。 一度に流せる本数は4本と少なめですが、装填速度が早いため、こまめに魚雷を流して敵を牽制する能力に長けています。 主砲は120mm砲を3門持っていますが、旋回が遅く連射も効かないため、あくまで護身用と考えましょう。
防御面：極小の船体こそが盾
HPは非常に低く、数発の被弾で瀕死になります。 しかし、若竹は船体が非常に小さいのが特徴です。 海面にチョコンと浮いているようなサイズなので、敵からすると非常に当てにくい的となります。 「装甲で弾く」のではなく、「小ささと機動力で避ける」ことが最大の防御です。
機動・隠蔽：トップクラスの隠密性
隠蔽性能はTier 3駆逐艦の中でもトップクラスです。 先手を取って敵を発見し、魚雷を流して離脱する動きが非常にスムーズに行えます。 また、転舵性能も抜群に良く、クルクルと小回りが利きます。 島と島の間を縫うように走ったり、敵の魚雷をギリギリでかわしたりする機動戦が得意です。
艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り
序盤：偵察と牽制雷撃
高い隠蔽を活かして、まずは敵艦隊の偵察を行います。 敵戦艦が見えたら、発見されない距離（6km前後）を保ちつつ、魚雷を流しましょう。 若竹の魚雷は2本×2基なので、「少し角度をずらして2回撃つ」ことで、敵の回避行動を封じるような広範囲の雷撃面を作ることができます。
中盤〜終盤：砲撃戦は避ける
このTier帯には、アメリカの「ウィックス」や「クレムソン」といった、砲撃力の高い駆逐艦がいます。 彼らに見つかって撃ち合いになると、若竹は勝ち目がありません。 もし敵駆逐艦に見つかったら、すぐに煙幕を使うか、お尻を向けて全力で逃げてください。 「無理に撃ち返さない」という判断が生死を分けます。
注意点：単発射撃の誘惑
若竹の主砲は威力自体は悪くないため、つい撃ちたくなりますが、発砲ペナルティで居場所がバレるのは致命的です。 味方戦艦が敵を狙っていて、かつ自分が安全な時以外は、トリガーから指を離しておきましょう。
おすすめのアップグレード・艦長スキル
生存性を確保し、雷撃のチャンスを増やす構成にします。
アップグレード
- スロット1: 主砲改良1（主砲・魚雷管の機能停止防止）
艦長スキル
- 最後の抵抗: エンジンが壊れても動けるようにする、駆逐艦の命綱です。
- 予防整備: モジュール破損のリスクを減らします。
- 雷速向上: 魚雷速度を上げます。射程が短くなっても5.6km（隠蔽ギリギリ）よりは長いので有効です。
- 隠蔽処理専門家: Tier 3ではまだ持っていないかもしれませんが、将来のために目指すべきスキルです。
提督、若竹はその小さな体に「一撃必殺」のロマンを秘めています。 見つからずに忍び寄り、致命的な一撃を与える。そのスリルを存分に楽しんでくださいね！
