TierⅥ 戦艦扶桑

提督、お疲れ様です！本日は日本 Tier 6 戦艦「扶桑（Fusō）」について解説します。

港でこの艦を見て、まず驚くのはその「艦橋の高さ」ではないでしょうか？ジェンガのように積み上げられたその姿は、不安定に見えて、実は日本戦艦の進化を象徴する力強いフォルムなのです。そして何より、この扶桑の最大の魅力は「12門」という圧倒的な主砲の数。広い範囲を一度に攻撃できるその「ショットガン」のような打撃力は、駆逐艦から戦艦まで、あらゆる敵を粉砕する力を持っています。

1 史実と来歴：日本初の超弩級戦艦
2 ゲーム内での性能特徴
3 艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り
4 おすすめのアップグレード・艦長スキル
- 4.1 アップグレード
- 4.2 艦長スキル

史実と来歴：日本初の超弩級戦艦

扶桑は、日本海軍が独自に設計・建造した最初の「超弩級戦艦」です。建造当時は世界最大・最強の戦艦として、日本海軍の期待を一身に背負っていました。その特徴的な艦橋は、幾度もの近代化改装の結果、射撃指揮装置や観測所を次々と増設していったために出来上がったものです。「扶桑」とは日本の古い異称であり、まさに国の威信をかけた艦でした。レイテ沖海戦での悲劇的な最期はあまりにも有名ですが、WoWSではその全盛期の火力で、思う存分暴れることができます。

ゲーム内での性能特徴

攻撃面：数こそ力！12門の面制圧

扶桑の最大の武器は、356mm連装砲を6基、計12門搭載している点です。前級の金剛（8門）から1.5倍に増えたその火力は圧巻。多少狙いが甘くても、数発は命中するという「数による暴力」が可能です。特に、機動力の高い巡洋艦や駆逐艦に対して、広範囲に弾をばら撒いて逃げ場をなくす攻撃が得意です。装填速度も28秒と比較的早く、絶え間なく弾幕を張ることができます。

防御面：見つかりやすく、燃えやすい

防御面にはいくつかの弱点があります。まず、あの高い艦橋のせいで「被発見距離（隠蔽）」が非常に悪いです。開幕と同時に敵に見つかることも珍しくありません。また、船体中央部に弾薬庫や機関部などの重要区画が集中しており、装甲も同格戦艦と比較して特別厚いわけではありません。そして、上部構造物が大きいため、HE弾（榴弾）の格好の的となり、非常に燃やされやすい艦でもあります。

機動・隠蔽：遅くはないが、止まらない

速力は24.5ノットと、金剛よりは遅くなりましたが、戦艦としては標準的な速度です。しかし、旋回半径が大きく、一度転舵すると速力が大きく落ちるため、魚雷の回避は苦手です。そして前述の通り、隠蔽はTier 6戦艦の中でもワーストクラス。「敵に見つかっていない時間」はほとんどないと思って行動する必要があります。

艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り

序盤：遠距離からの弾幕射撃

扶桑は隠蔽が悪いため、不用意に前に出ると敵全員から集中砲火を浴びます。序盤は長射程（21.8km）を活かし、後方から敵艦隊全体へ圧力をかけましょう。 12門の斉射は、遠距離でも「数発は当たる」確率が高いです。特に敵巡洋艦を見つけたらチャンス。12発の弾丸で退路を塞ぎ、バイタルを抜き去りましょう。

中盤〜終盤：射角との戦い

扶桑の弱点は、「全門斉射するために、横腹を大きく晒す必要がある」ことです。主砲が船体の端から端まで並んでいるため、すべての砲を敵に向けると、防御姿勢が崩れてしまいます。敵戦艦がこちらを狙っている時は、無理に全門撃とうとせず、前後の砲だけで戦うか、撃った瞬間に艦を立てる「姿勢制御」を徹底してください。「欲張って12門撃とうとした瞬間に、バイタルを抜かれる」のが扶桑の負けパターンです。