TierⅩ 航空母艦 F.D. ROOSEVELT プレミアム艦

提督、Hello！本日はアメリカ Tier 10 プレミアム空母「フランクリン・D・ルーズベルト（Franklin D. Roosevelt）」、通称「FDR」について解説します。

武器庫にて「鋼鉄（Steel）」と交換できるこの艦。その最大の特徴は、「異常なまでに硬い艦載機」と「圧倒的な投下量」です。敵の対空砲火をものともせずに突撃し、大量の魚雷や爆弾を一度にばら撒くその姿は、まさに空の暴力。ただし、その代償として機体は非常に遅く、攻撃の間隔（クールタイム）が長いという独特の制限があります。普通の空母とは一味違う、重厚なプレイスタイルを私と一緒に学んでいきましょう。

1 史実と来歴：ミッドウェイ級の2番艦
2 ゲーム内での性能特徴
3 艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り
4 おすすめのアップグレード・艦長スキル
- 4.1 アップグレード
- 4.2 艦長スキル

史実と来歴：ミッドウェイ級の2番艦

F.D.ルーズベルトは、アメリカ海軍が建造した「ミッドウェイ級航空母艦」の2番艦です。 Tier 10ツリー艦の「ミッドウェイ」の妹にあたります。第二次世界大戦の戦訓を反映し、エセックス級を遥かに凌ぐ巨大な船体と、装甲化された飛行甲板を持って建造されました。大戦には間に合いませんでしたが、戦後はジェット機運用に対応するための改装を受けながら長く現役を務めました。 WoWSでは、その巨体に相応しい、タフで重武装な航空隊を率いて登場します。

ゲーム内での性能特徴

攻撃面：25秒の静寂と、破壊の嵐

FDRの攻撃は、他の空母と決定的に異なります。最大の特徴は、「攻撃後の待機時間（クールタイム）が25秒もある」ことです。通常の空母は連続して攻撃できますが、FDRは一度攻撃すると、次の攻撃態勢に入るまで25秒間待たなければなりません。その代わり、一度の攻撃投下量が凄まじいです。雷撃機は8本の魚雷を、爆撃機は8発のHE爆弾を、ロケット機は大量のロケットを、一度のアプローチで投下します。「ちまちま削る」のではなく、「一度の通過でごっそり持っていく」スタイルです。

防御面：撃ち落とせない「空飛ぶ戦車」

艦載機のHPはTier 10空母の中で圧倒的No.1です。巡洋艦の対空防御放火や、戦艦の対空弾幕の中を強引に突破しても、簡単には撃墜されません。「対空が強いから近づけない」という常識が、FDRには通用しない場面が多々あります。母艦自体もミッドウェイ級なので装甲甲板を持っており、遠距離からの砲撃には高い耐性を持っています。

機動・隠蔽：遅い、とにかく遅い

航空機の最大の弱点は「速度」です。非常に遅いため、戦場の端から端まで移動するのに時間がかかります。また、帰還した機体の整備時間も非常に長いため、無駄に撃墜されると後半に飛ばす機体がなくなってしまいます。「硬いから」といって無茶をしすぎると、機体が尽きて（ハゲて）何もできなくなるので注意が必要です。

艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り

序盤：ターゲット選定と一撃の重み

機足が遅いため、頻繁な目標変更は時間のロスになります。序盤は、確実に攻撃を通せる大型艦（戦艦や大型巡洋艦）に狙いを定めましょう。雷撃機で8本の魚雷の壁を流せば、回避困難な弾幕となり、浸水と大ダメージを狙えます。駆逐艦への攻撃は、機動性が低く散布界も広いため苦手です。基本は大型艦いじめに徹しましょう。

中盤〜終盤：対空の要塞を崩す

中盤以降、敵艦隊が固まって対空の傘を作っている場所こそ、FDRの出番です。他の空母なら全滅するような弾幕の中を、そのHPで耐え抜き、中心部の敵に痛恨の一撃を叩き込みます。 「攻撃後の25秒」は、旋回して次の進入ルートを整えたり、敵の対空砲火が薄い場所へ退避したりするための時間として使いましょう。じっくりと狙いを定め、確実に当てることが重要です。