TierⅦ 巡洋艦 YORCK

TierⅦ 巡洋艦 YORCK

提督、グーテン・ターク! 本日はドイツ Tier 7 巡洋艦「ヨルク(Yorck)」について解説します。

ニュルンベルクまでの「連射で燃やす」スタイルに慣れた提督にとって、ヨルクへの乗り換えは少し衝撃的かもしれません。 装填時間は長くなり、弾道も少しふんわりとします。 「あれ?弱くなった?」と思うかも知れませんが、それは誤解です! ヨルクは、ドイツ艦特有の貫通力ルールと合わさり、同格戦艦の装甲を「HE弾で粉砕する」能力を手に入れた、極めて強力な重巡洋艦なのです。

史実と来歴:大洋を見据えた偵察巡洋艦

ヨルクは、実際に建造された艦ではなく、1920年代にドイツで検討された「代艦設計案(Entwurf I/10)」に基づいています。 当時、古い装甲巡洋艦の代替として、長距離の通商破壊や偵察を行える艦が求められていました。 史実では実現しませんでしたが、WoWSにおいては、第一次世界大戦の技術と第二次世界大戦の技術を繋ぐ「ミッシングリンク」として、210mmというユニークな主砲口径を持って登場します。

ゲーム内での性能特徴

攻撃面:50mm装甲をも貫く「HE弾」

ヨルクの最大の特徴は、210mm連装砲を4基搭載している点です。 口径が大きくなったことで単発ダメージが向上しましたが、最も注目すべきは「HE弾(榴弾)の貫通力」です。 ドイツ艦のHE弾は「口径の1/4まで貫通する」という優遇があるため、ヨルクはなんと約52mmの装甲を貫通できます。 これは、同格戦艦の甲板はもちろん、格上戦艦の頑丈な装甲でさえ、HE弾で「貫通判定(直接ダメージ)」を出せることを意味します。 燃やすだけでなく、ゴリゴリとHPを削り取ることが可能です。 もちろん、AP弾(徹甲弾)も強力で、近距離で腹を見せた巡洋艦を粉砕する威力を持っています。 魚雷は射程6kmのものを装備しており、ドイツ艦らしく接近戦での切り札になります。

防御面:少し頼れるようになった装甲

ニュルンベルクまでの「紙装甲」から脱却し、重巡洋艦らしい装甲厚を手に入れました。 特に近距離戦では、ドイツ特有のタートルバック装甲(亀の甲羅状の傾斜装甲)が機能し、バイタルを抜かれにくくなっています。 ただし、遠距離からの落下弾には弱く、Tier 7は強力な戦艦が多い戦場なので、基本的には「撃たれない」立ち回りが重要です。

機動・隠蔽:重巡にしては軽快

船体はコンパクトで、転舵所要時間も短めです。 重巡洋艦としては非常にキビキビと動くことができ、敵弾の回避や魚雷事故の防止に役立ちます。 隠蔽性能も悪くなく、位置取りに苦労することはないでしょう。

艦長へのアドバイス:戦場での立ち回り

序盤:HE弾で戦艦を削り倒す

装填時間が長くなったため、無駄弾は撃てません。 序盤は射程ギリギリから、敵戦艦に対してHE弾を撃ち込みましょう。 火災ダメージだけでなく、着弾ダメージそのものが大きく入ることに気づくはずです。 「角度をつけているから弾かれるかな?」と迷う必要はありません。ヨルクのHE弾なら、大抵の装甲をぶち抜けます。

中盤〜終盤:機動力を活かした十字砲火

ヨルクは砲塔の旋回速度も速く、機動力も良好です。 中盤以降は、味方戦艦と別の角度(クロス)を取れる位置へ移動し、敵を挟み撃ちにしましょう。 敵が味方戦艦に腹を向ければ味方が撃ち、防御姿勢を取れば貴方のHE弾が刺さります。 もし敵巡洋艦が甘い動きを見せたら、即座にAP弾へ切り替えてください。210mm砲のAP弾は破壊力抜群です。

注意点:弾道に慣れが必要

ニュルンベルクのレーザーのような弾道に比べると、ヨルクの弾は遠距離で少し減速します。 偏差射撃(見越し)の感覚が少し変わるので、最初の数戦は弾の飛び方をよく見て調整してください。

おすすめのアップグレード・艦長スキル

重巡洋艦としての基本性能を高める構成を推奨します。

アップグレード

  • スロット1: 主砲改良1
  • スロット2: 機関室防御(ドイツ艦の安心セットです)
  • スロット3: 射撃システム改良1
  • スロット4: 操舵装置改良1(回避盾としての性能を伸ばします)

艦長スキル

  • 装填手: 敵の姿勢に合わせてAP弾とHE弾を頻繁に切り替えるため、非常に有効です。
  • アドレナリン・ラッシュ: 攻撃力を底上げします。
  • 管理: 優秀なドイツ製ソナー(5.5km艦艇発見)の使用回数を増やします。
  • 隠蔽処理専門家: 生存性を高め、先手を取るために必須です。

IFHEは不要です。標準で52mm貫通するため、スキルを取っても過剰であり、火災率が下がるデメリットしかありません。

提督、ヨルクは「ドイツ重巡洋艦の入門編」として、非常に完成度の高い艦です。 その210mm砲が放つHE弾は、硬い敵戦艦にとって悪夢そのもの。 軽巡洋艦を卒業し、一撃の重さを手に入れた貴方の指揮を楽しみにしています!