TierⅧ 空母翔鶴

提督、お疲れ様です！本日は日本 Tier 8 空母「翔鶴（Shōkaku）」について解説します。

この艦を一言で表すなら「日本空母の完成形」です。速力、搭載機数、攻撃力。全てにおいて高い水準を誇り、どんな戦況でも柔軟に対応できるポテンシャルを持っています。特に、熟練した提督が操る翔鶴の「AP爆撃（徹甲爆弾）」は、敵戦艦のバイタルを次々と撃ち抜く恐怖の兵器となります。美しく、そして強い。機動部隊の華である翔鶴を、ぜひ使いこなしてください！

1 史実と来歴：日本海軍が到達した理想
2 ゲーム内での性能特徴
3 艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り
4 おすすめのアップグレード・艦長スキル
- 4.1 アップグレード
- 4.2 艦長スキル

史実と来歴：日本海軍が到達した理想

翔鶴型航空母艦は、日本海軍がワシントン海軍軍縮条約の失効後に設計した、制限にとらわれない初めての大型正規空母です。赤城や加賀の運用実績を元に、速力、防御、搭載機数の全てを最適化した設計となっており、当時は「世界最強クラスの空母」と言っても過言ではありませんでした。真珠湾攻撃には参加こそしましたが、その後の珊瑚海海戦、第二次ソロモン海戦、南太平洋海戦と、日米空母対決の最前線で常に戦い続けました。ライバルである米空母「エンタープライズ」としのぎを削ったその艦歴は、まさに激闘の歴史そのものです。

ゲーム内での性能特徴

攻撃面：戦艦を粉砕する「AP爆撃機」

翔鶴の攻撃の要は、Tier 6龍驤から引き継いだ「AP爆撃機」です。龍驤よりも爆弾の威力と貫通力が向上しており、Tier 8〜10の戦艦や巡洋艦のバイタルパート（防郭）を容易に貫通します。一度の攻撃で1万〜2万ダメージを叩き出すことも珍しくなく、一発逆転の力を持っています。また、「雷撃機（魚雷）」も非常に優秀です。 50ノットという高速魚雷を、比較的狭い間隔で2本投下できるため、駆逐艦相手にも命中を期待できます。ロケット機（攻撃機）は威力控えめですが、索敵やミリ残りの敵処理に便利です。

防御面：Tier 8相応の耐久力

正規空母となったことで、HPや装甲は龍驤から大幅に強化されました。多少の攻撃なら耐えられますが、バイタルパートはやはり弱点です。敵戦艦に見つかると長生きはできません。一方で、隠蔽性能は航空母艦としてはトップクラスに優秀です。これを活かして前線近くに潜み、攻撃隊の回転率を上げる戦術も可能ですが、リスク管理が必要です。

機動・隠蔽：高速機による展開力

翔鶴の艦載機は、全体的に「速度が速い」のが特徴です。戦場の反対側へも素早く攻撃に向かえるため、味方が苦戦しているエリアへの救援や、敵の裏をかく攻撃が得意です。母艦自体の速力も34ノット以上と非常に高速で、逃げ足の速さは生存率に直結します。

艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り

序盤：対空の弱い敵を探す

Tier 8戦場からは、敵艦の対空砲火が劇的に強力になります（特にアメリカ巡洋艦や欧州駆逐艦など）。序盤に機体を溶かしてしまうと、後半何もできなくなります。まずは偵察を行い、「孤立している戦艦」や「対空の弱い艦」を見つけて、そこを重点的に攻めましょう。 AP爆撃機は、敵艦の進行方向に合わせて縦から進入し、艦橋の上あたりで投下するのがコツです。

中盤〜終盤：機体管理（リザーブ管理）が命

翔鶴の最大の課題は「機体の枯渇」です。攻撃隊が全滅しないよう、危ないと思ったら投下前にFキーで帰還させる判断力が求められます。また、敵の対空圏に入る前に、わざと攻撃を1回空撃ちして海に捨て、編隊数を減らして被撃墜リスクを減らすテクニック（空撃ち）も有効です。中盤以降、消耗した敵艦隊に対して、温存しておいた機体でトドメを刺して回りましょう。