TierⅩ 空母白龍

提督、お疲れ様です！本日は日本空母ツリーの到達点、Tier 10 空母「白龍（Hakuryū）」について解説します。

この艦は、World of Warshipsの空母の中でも最強クラスの瞬間火力（アルファダメージ）を持つモンスターです。一回の雷撃で戦艦のHPをごっそり奪い、AP爆撃でバイタルを複数抜き去る。その破壊力は、熟練の提督が操れば「ナーフ（弱体化）が必要では？」と囁かれるほど。機動部隊の頂点に君臨する、この最強空母の操り方を私と一緒にマスターしていきましょう。

1 史実と来歴：大鳳を超えた「G-15計画」
2 ゲーム内での性能特徴
3 艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り
4 おすすめのアップグレード・艦長スキル
- 4.1 アップグレード
- 4.2 艦長スキル

史実と来歴：大鳳を超えた「G-15計画」

白龍は、史実では建造されなかった計画艦です。日本海軍が誇る装甲空母「大鳳（Taihō）」の改良発展型として計画された「改大鳳型（G-15計画）」がモデルになっています。大鳳で培われた重防御の装甲甲板を受け継ぎつつ、船体をさらに大型化し、搭載機数と対空能力を極限まで強化した姿です。もしミッドウェー海戦の教訓を活かし、日本の国力が続いていれば、このような怪物が太平洋を支配していたかもしれません。「白龍」という名はWoWS独自の命名ですが、その白く輝く船体と圧倒的な強さにはピッタリの名前ですね。

ゲーム内での性能特徴

攻撃面：最強の「雷撃」と「AP爆撃」

白龍の最大の武器は、何と言っても「雷撃機（魚雷攻撃機）」です。日本空母特有の高威力・高速魚雷を搭載しており、一度の攻撃アプローチで与えるダメージはTier 10空母の中でも随一です。特に、熟練プレイヤーが好む「4本投下編成」を選べば、戦艦に対して致命的なダメージを与えることができます。そして、翔鶴から引き継いだ「AP爆撃機」も健在です。貫通力と威力がさらに向上しており、Tier 10戦艦（大和やモンタナなど）の分厚い甲板装甲を貫通し、バイタルパートを粉砕します。「魚雷で浸水させ、修理班を使った後にAP爆弾でトドメを刺す」というコンボは、敵にとって悪夢そのものです。

防御面：装甲空母の堅牢さ

「装甲空母」の系譜にあるため、飛行甲板に装甲が施されています。これにより、遠距離からの巡洋艦のHE弾や、駆逐艦の砲撃程度であれば弾き返す（不貫通にする）ことが可能です。 HPも非常に高く、多少の強引な位置取りでも耐えうるタフネスを持っています。ただし、側面はバイタルが大きいため、敵戦艦に腹を見せるのは厳禁です。

機動・隠蔽：世界最速クラスの航空隊

白龍の艦載機は非常に高速です。ジェット機を除けばトップクラスの巡航速度を誇り、戦場の端から端まで素早く移動できます。これにより「攻撃の回転率」が高まり、結果として試合全体での総ダメージ量が跳ね上がります。母艦自体の隠蔽性能も非常に優秀で、特化すればかなり前線に近づくことができ、さらに攻撃回転率を高める運用（隠蔽白龍）も可能です。

艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り

序盤：孤立した獲物を狩る

Tier 10戦場は対空砲火が非常に激しい「魔境」です。いくら白龍の機体が速くても、対空の傘（密集した敵艦隊）に突っ込めば全滅します。序盤は偵察を行いつつ、「艦隊から離れた戦艦」や「島影にいる巡洋艦」を見つけて、雷撃機で削りに行きましょう。魚雷の信管作動距離が優秀なので、島影ギリギリにいる敵にも当てやすいのが強みです。

中盤〜終盤：エースの仕事「ハカイチ（破壊的一撃）」

中盤以降、敵の対空砲が壊れ、陣形が崩れてきたら白龍の独壇場です。 AP爆撃機で戦艦のバイタルを狙い、雷撃機で確実にHPを削り取ります。特に重要なテクニックは「クロス雷撃（のような動き）」です。航空機で敵の側面を取りに行くと、敵艦は魚雷を避けようとして転舵し、腹を味方戦艦に向けてしまうことがあります。「魚雷を当てる」だけでなく、「敵を動かして味方に撃たせる」連携ができるようになれば、貴方は真のエースです。

注意点：AP爆弾の「運」と付き合う

AP爆撃機は強力ですが、散布界（弾のバラけ具合）にはランダム要素があります。完璧な進入角度でも外れることもあれば、カス当たりで終わることもあります。「外れても泣かない」。すぐに次の高速機で戻ってくれば良いのです。また、駆逐艦への攻撃はロケット機頼みになりますが、当てにくいので、基本はスポット（視界提供）で味方に処理してもらうのが賢明です。