TierⅨ 巡洋艦 DM. DONSKOI

TierⅨ 巡洋艦 DM. DONSKOI

提督、ズドラーストヴィチェ! 本日はソ連 Tier 9 巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ(Dmitri Donskoi)」について解説します。

この艦から主砲の口径が152mmから180mmへとサイズアップします。 たかが約30mmの違いと侮るなかれ。これにより貫通力と単発ダメージが向上し、対戦艦戦闘におけるダメージソースとしての信頼性が格段に増しました。 自慢の快速と長射程レーダーを武器に、戦場を広く支配する戦略的な戦い方を、私と一緒に見ていきましょう。

史実と来歴:戦後巡洋艦の完成形を目指して

ドミトリー・ドンスコイは、史実における「65号計画」と呼ばれる巡洋艦の設計案に基づいています。 これはTier 8のチャパエフ級(68K型)の拡大発展版として計画され、より強力な180mm砲を搭載して火力を強化しようとしたものです。 しかし、時代はすでにミサイルの黎明期。大口径砲を持つ巡洋艦の建造優先度は下がり、実際には建造されませんでした。 WoWSでは、もしこの計画が実現していたら…という姿で、チャパエフ級とTier 10の「アレクサンドル・ネフスキー」を繋ぐ重要なミッシングリンクとして登場します。

ゲーム内での性能特徴

攻撃面:180mm砲と高速弾の融合

主砲は180mm三連装砲を4基、計12門搭載しています。 最大の特徴は、ソ連艦の中でも特に際立つ「弾速」と「貫通力」です。 152mm砲よりもさらに重い一撃を、レーザービームのような弾道で遠距離まで飛ばします。偏差射撃が非常に容易で、20km近く離れた駆逐艦に命中弾を出すことさえ可能です。 また、12km 警戒レーダーも引き続き搭載しています。 ただし、隠蔽距離が悪化したため、チャパエフのような「隠蔽レーダー(見つかった瞬間にレーダー照射)」はほぼ不可能です。レーダーは味方との連携や、島影の敵を炙り出す用途が主になります。

防御面:修理班と機動力で耐える

Tier 9になったことで、待望の「修理班」が搭載されました。 これにより、遠距離での撃ち合いにおける生存性が大幅に向上しています。 装甲自体は全身25mmの部分が多く、戦艦砲には無力ですが、舷側装甲帯はそれなりの厚みがあるため、遠距離で角度をつければ弾くこともあります。 「装甲で受ける」のではなく、「距離と回復で耐える」タイプです。

機動・隠蔽:快速だが巨体ゆえの悩み

最高速力は36ノットと非常に高速です。陣地転換や引き撃ちへの移行はスムーズに行えます。 一方で、船体が巨大化したため、旋回半径と隠蔽距離は悪化しました。 特に隠蔽は最良でも約12.1km程度。レーダー射程(12km)とほぼ同じか、わずかに隠蔽の方が悪いため、敵に見つかってからレーダー圏内に収めるには、あと一歩踏み込むリスクを負う必要があります。

艦長へのアドバイス:戦場での立ち回り

序盤:遠距離火力支援に徹する

ドミトリー・ドンスコイの定位置は、最前線の一歩後ろです。 優秀な弾速を活かし、最大射程付近から敵戦艦や巡洋艦を狙撃し続けましょう。 180mm砲は貫通力が高いため、艦長スキル「IFHE」がなくても、Tier 10戦艦の艦首・艦尾(32mm)以外にはダメージを通しやすいです。HE弾で火災を、横を向けた敵巡洋艦にはAP弾でバイタルを狙う、柔軟な射撃が可能です。

中盤〜終盤:機動力を活かした遊撃

足が速いため、戦況に応じて手薄なサイドへ急行したり、孤立した敵を追撃したりできます。 レーダーを持っていますが、無理に使いに行って沈むよりは、「生き残って撃ち続ける」方がチームへの貢献度は高いです。 レーダーは「ここぞという時の切り札」や「島裏の敵への牽制」として使い、基本は砲撃戦でダメージを稼ぎましょう。 8km魚雷も持っていますが、これを使う距離まで近づくのは最終盤か緊急時だけです。

注意点:横腹は絶対に見せない

船体が長くバイタルも大きいため、転舵中に敵戦艦に腹を見せると、遠距離からでも一撃で吹き飛びます。 「撃たれている時は曲がらない(加減速で回避する)」か「隠蔽に入ってから曲がる」を徹底してください。

おすすめのアップグレード・艦長スキル

180mm砲の火力を最大限に活かし、生存性を確保する構成を推奨します。

アップグレード

  • スロット1: 主砲改良1
  • スロット2: 警戒レーダー改良1(照射時間延長。やはり強力です)
  • スロット3: 射撃システム改良1
  • スロット4: 操舵装置改良1(巨体の割に曲がらないのを補います)
  • スロット5: 隠蔽システム改良1
  • スロット6: 射撃管制室改良2(射程延長)

※デフォルトでも射程は十分ですが、さらに伸ばすことでTier 10戦場でも安全圏から攻撃できます。装填特化(主砲改良3)も強力ですが、ヘイト管理が難しくなるため玄人向けです。

艦長スキル

  • 隠蔽処理専門家: レーダーとのギャップを埋めるために必須です。
  • 管理: 修理班とレーダーの回数増。生存力に直結します。
  • アドレナリン・ラッシュ: 攻撃力の底上げに。
  • 重榴弾・半徹甲弾の威力増加: 口径が180mmになったことで、このスキルの恩恵を受けられるようになりました(HE弾ダメージ+10%)。隠蔽を犠牲にしない構成なら有力な選択肢です。

IFHEは不要な場合が多いです(標準で30mm装甲を抜けるため)。その分のポイントを他の火力スキルや生存スキルに回せます。

提督、ドミトリー・ドンスコイは「当てる楽しさ」を極めたような艦です。 彼我の距離をコントロールし、遥か彼方から正確無比な一撃を叩き込む。スナイパーとしての腕の見せ所ですよ!