提督、ズドラーストヴィチェ! 本日はソ連 Tier 6 巡洋艦「ブョーンヌイ(Budyonny)」について解説します。
Tier 5のコトフスキーまでは「当たれば死ぬ」という緊張感がありましたが、このブョーンヌイからは少し安心感が増します。 理由は、軽巡洋艦らしからぬ「硬さ」を手に入れたから。 もちろん、ソ連特有の超高速弾(レールガン)は健在です。 遠くから一方的に敵を撃ち抜き、いざとなれば耐えることもできる。そんな頼れる優等生の魅力を紐解いていきましょう。
史実と来歴:大艦隊計画の幻影
ブョーンヌイは、スターリンの大艦隊計画において検討された「プロジェクト94」と呼ばれる軽巡洋艦の設計案の一つです。 史実で有名なキーロフ級(26号計画)と、後に続くチャパエフ級(68号計画)の中間に位置するデザインとされています。 152mm砲を3連装砲塔に収め、高速力と防御力を両立させようとした野心的な設計でしたが、実際には建造されることなく図面の中だけで終わりました。 WoWSの海においてのみ、その理想的なスペックをフルに発揮して戦うことができます。
ゲーム内での性能特徴
攻撃面:観測機で伸びる「超」長射程
主砲は152mm三連装砲を3基、計9門搭載しています。 最大の特徴は、やはり「弾速と弾道」の素晴らしさです。16km先の敵戦艦にも、吸い込まれるように弾が命中します。 さらに、この艦から消耗品「着弾観測機」が使用可能になります。これを使用すると、射程が一時的に伸び、なんとTier 8やTier 9の戦艦すらアウトレンジできる距離から攻撃可能になります。 一方で、魚雷の射程は4kmしかありません。これは攻撃用というより、島影での遭遇戦における「最後のお守り」と考えてください。
防御面:軽巡らしからぬタフネス
コトフスキーまでの「紙装甲」とは決別しました。 ブョーンヌイは、Tier 6軽巡洋艦としては破格の140mmの装甲帯を持っています。 角度をしっかりつければ、同格巡洋艦のAP弾はもちろん、戦艦の砲撃すら弾くことがあります。バイタルパートもコンパクトにまとまっており、生存性は非常に高いです。 ただし、あくまで「弾ける可能性がある」レベルなので、過信して横っ腹を晒すのは厳禁です。
機動・隠蔽:直線番長なのはご愛嬌
最高速力は35ノットと非常に優秀。戦場のどこへでも駆けつけられます。 しかし、ソ連艦の宿命である「旋回半径の大きさ」は相変わらずです。 舵を切ってから曲がり終えるまでに大きなスペースが必要なため、魚雷の回避や島と島の間を抜けるような操艦は苦手です。
艦長へのアドバイス:戦場での立ち回り
序盤:観測機で遠距離放火
戦闘開始直後は、敵戦艦との距離を取りつつ、「着弾観測機」を発艦させましょう。 延長された射程を活かし、安全圏からHE弾(榴弾)の雨を降らせて火災を狙います。 弾道が良いので、遠距離でも偏差射撃(見越し射撃)が容易です。まずは敵を燃やして、ダメージレースを優位に進めましょう。
中盤〜終盤:硬さを活かした粘り腰
中盤以降、敵との距離が縮まってもブョーンヌイは戦えます。 防御姿勢(艦を斜めに向ける)を維持しながら、AP弾とHE弾を使い分けて敵を削りましょう。 特に敵巡洋艦が横を見せたら、精度の高いAP弾でバイタルを貫くチャンスです。 もし至近距離で戦艦と鉢合わせしてしまったら、4km魚雷での特攻(刺し違え)も選択肢に入ります。
注意点:曲がれないことを計算に入れる
機動力はありますが、小回りは利きません。 「魚雷が来てから避ける」のでは間に合わないことが多いです。 敵駆逐艦がいそうな方向には常に注意を払い、早め早めに転舵を行うか、加減速で回避する工夫が必要です。
おすすめのアップグレード・艦長スキル
長所である砲撃能力をさらに伸ばし、火力を底上げする構成を推奨します。
アップグレード
- スロット1: 主砲改良1
- スロット2: 機関室防御
- スロット3: 射撃システム改良1(ただでさえ良い精度を、さらに鬼のように良くします)
- スロット4: 操舵装置改良1(曲がらない弱点を少しでも補うため推奨します)
艦長スキル
- 榴弾の慣性信管 (IFHE): 152mm砲の貫通力を上げ、同格・格上戦艦へのダメージを安定させるために強く推奨します。
- グリスアップ: 砲塔旋回を助けます。
- 管理: 着弾観測機の使用回数を増やせます。
- 着弾観測機専門家: 観測機の動作時間を延ばしたり、準備時間を短縮したりと、ブョーンヌイと相性抜群です。
提督、ブョーンヌイはそのバランスの良さから、初心者からベテランまで誰にでもおすすめできる名艦です。 遠くの敵を一方的に燃やし、近づく敵は硬い装甲で弾き返す。ソ連軽巡洋艦の強さを存分に味わってください!

















