TierⅧ 巡洋艦 最上

TierⅧ 巡洋艦 最上

提督、本日は日本 Tier 8 巡洋艦「最上(Mogami)」について解説します。

この艦は、日本巡洋艦ツリーにおける一つの到達点であり、同時に非常にユニークな選択肢を持つ艦です。 重巡洋艦としての「203mm砲」と、軽巡洋艦としての「155mm砲」。 どちらを選ぶかで性格がガラリと変わりますが、今回は最上の代名詞とも言える「155mm砲 15門」運用を中心とした、圧倒的な弾幕艦としての魅力に迫ります。

史実と来歴

最上型巡洋艦は、ロンドン海軍軍縮条約の抜け道を突くために設計されました。 条約では「重巡洋艦(203mm砲)」の保有枠はいっぱいでしたが、「軽巡洋艦(155mm砲以下)」にはまだ枠がありました。そこで日本海軍は、「後で203mm砲に積み替えられる巨大な船体に、とりあえず155mm砲を載せて軽巡として作る」という離れ業をやってのけたのです。 史実では後に主砲を換装し重巡洋艦となりましたが、WoWSではこの「換装前」の、155mm砲を5基15門も搭載した姿で戦うことができるのです。

ゲーム内での性能特徴

攻撃面:155mm砲による圧巻のDPM

最上の最大の特徴は、初期砲である155mm三連装砲を5基、計15門搭載している点です。 この構成のDPM(分間ダメージ)と発火率は凄まじく、適切なスキル(IFHE)を持てば、戦艦の装甲すら容易に貫通し、一瞬で敵艦を火だるまにできます。 もちろん、開発後に換装できる203mm連装砲も強力ですが、こちらは他の日本重巡洋艦(愛宕など)と似た使用感になります。「最上ならでは」を楽しむなら、155mm砲がおすすめです。 魚雷も強力ですが、射角が非常に悪く、真横から後ろにしか撃てないため、使用時は被弾覚悟の露出が必要です。

防御面:動くバイタルパート

火力と引き換えに、防御力は非常に心もとないです。 装甲は薄く、バイタル(防郭)は海面上に高く露出しています。戦艦はもちろん、同格巡洋艦のAP弾でも、角度が甘ければ簡単にバイタルを抜かれてしまいます。 「撃たれたら終わり」という緊張感が常に付きまとう艦です。

機動・隠蔽:忍者のような隠密性

隠蔽性能は非常に優秀です。特化すれば発見距離を10km以下に抑えることができ、先手を取りやすくなっています。 機動性は、速力・転舵ともに良好ですが、問題は「砲塔旋回速度」です。155mm砲塔は旋回が絶望的に遅く、船を回すと砲塔が追いつかないことが多々あります。

艦長へのアドバイス:戦場での立ち回り

序盤:隠蔽を活かした偵察と奇襲

優秀な隠蔽を活かし、慎重に前線へ近づきます。 ただし、自分から撃ち始めるのは「敵が他を向いている時」か「逃げる準備ができている時」だけにしてください。 15門の斉射は強力ですが、撃った瞬間に発見され、敵全員のヘイト(注目)を集めることになります。

中盤〜終盤:島影と引き撃ちの活用

最上の基本戦術は、敵から逃げながら撃つ「引き撃ち」、または島の裏から弾道を活かして撃つ「島裏射撃」です。 155mm砲の弾道は少しふんわりとしているため、島を越えて攻撃するのに適しています。 開けた場所では、常に艦尾を敵に向け、くねくねと回避運動(加減速や転舵)を行いながら、雨のようなHE弾を降らせ続けましょう。

注意点:砲塔旋回の遅さを計算に入れる

155mm砲運用の最大の敵は、砲塔の遅さです。 急な会敵で反対側に撃とうとしても、砲塔が回るのに長い時間がかかります。 「次は右に撃つか、左に撃つか」を常に予測し、戦闘前にあらかじめ砲塔を回しておく「予備動作」が必須テクニックとなります。

おすすめのアップグレード・艦長スキル

ここでは「155mm砲」を最大限に活かす構成を提案します。

アップグレード

  • スロット1: 主砲改良1
  • スロット2: 機関室防御(回避中の足止まり防止)
  • スロット3: 射撃システム改良1
  • スロット4: 操舵装置改良1(回避盾運用のため、転舵を重視)
  • スロット5: 隠蔽システム改良1(必須です)

艦長スキル

  • グリスアップ: 砲塔旋回が極端に遅い155mm最上には絶対に必要です。
  • 榴弾の慣性信管 (IFHE): これを取得すると155mm砲で32mm装甲(多くの戦艦の艦首・艦尾)を貫通できるようになります。ダメージ効率が劇的に変わるため、155mm運用なら優先度が高いです。
  • 隠蔽処理専門家: 生存の要です。
  • アドレナリン・ラッシュ: 手数をさらに増やし、敵を圧倒しましょう。

提督、155mm砲を搭載した最上の弾幕は、一度味わうと病みつきになる爽快感があります。 その薄い装甲に恐怖しながらも、敵を燃やし尽くすスリル。ぜひ戦場で体感してください!