TierⅧ 巡洋艦 CLEVELAND

提督、Hello！本日はアメリカ Tier 8 巡洋艦「クリーブランド（Cleveland）」について解説します。

ついにこの時が来ました。アメリカ軽巡洋艦ツリーの大きな転換点、それがこのクリーブランドです。最大の特徴は、Tier 8から搭載可能になる「警戒レーダー」。煙幕に隠れた駆逐艦を強制的に発見し、自慢の速射砲で沈める。この「駆逐艦キラー」としての能力において、彼女の右に出る者はいません。攻撃、支援、対空。全てを高水準でこなす万能艦の操り方を、私と一緒にマスターしていきましょう。

1 史実と来歴：世界最多の建造数を誇る傑作
2 ゲーム内での性能特徴
3 艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り
4 おすすめのアップグレード・艦長スキル
- 4.1 アップグレード
- 4.2 艦長スキル

史実と来歴：世界最多の建造数を誇る傑作

クリーブランド級軽巡洋艦は、第二次世界大戦中にアメリカ海軍が建造した軽巡洋艦です。その建造数は驚異の27隻（未成艦や空母へ改装されたものを含めるとさらに多数）。これは軽巡洋艦として世界最多の記録です。太平洋戦争の激戦区に投入され、対空・対艦・対地支援とあらゆる任務をこなし、「海軍のワークホース（働き馬）」として勝利に貢献しました。堅実な設計とタフさはゲーム内でも健在で、まさにアメリカの工業力を象徴するような艦です。

ゲーム内での性能特徴

攻撃面：速射砲とレーダーの凶悪なコンボ

主砲は152mm三連装砲を4基、計12門搭載しています。前級のヘレナ（15門）より門数は減りましたが、装填速度が向上しており、DPM（分間ダメージ）は依然としてトップクラスです。そして何より強力なのが、射程9kmの「警戒レーダー」です。煙幕の中に隠れている敵や、島の裏に潜む敵を強制的に発見できます。このレーダーと速射砲を組み合わせることで、敵駆逐艦を一瞬で蒸発させることが可能です。弾道は相変わらずの高い「山なり弾道」なので、島裏射撃が基本となります。なお、魚雷は搭載していません。

防御面：コンパクトなバイタルと強力な対空

防御面では、バイタルパート（防郭）が海面下に配置されており、比較的コンパクトにまとまっています。もちろん横を向けば戦艦に抜かれますが、軽巡洋艦の中では生存性が高い部類に入ります。また、対空性能は極めて優秀です。消耗品「対空防御砲火」を使用すれば、同格空母の艦載機をボロボロと撃ち落とすことができ、味方の防空傘としても頼りになります。

機動・隠蔽：レーダー運用のための隠蔽

隠蔽性能は非常に優秀で、特化すれば被発見距離は約9km前半になります。レーダーの射程が9kmなので、「敵に見つかった＝敵はレーダーの射程内にいる」という状況を作り出しやすいです。機動力も高く、推力改良と転舵改良を組み合わせることで、島周りでのキビキビとした動きが可能になります。

艦長へのアドバイス：戦場での立ち回り

序盤：駆逐艦のバックアップ

開幕は、味方の駆逐艦を支援できる位置（占領エリアの近くにある島の裏など）へ向かいます。敵の駆逐艦が煙幕を使ったり、占領エリアに入ってきたら、すかさず「警戒レーダー」を発動しましょう。姿を現した敵駆逐艦を、味方と協力して集中砲火で沈めます。序盤に敵駆逐艦を落とせれば、チームの勝率はグンと上がります。

中盤〜終盤：要塞化してエリア封鎖

駆逐艦処理が終わったら、島裏に陣取って敵戦艦へのHE弾（榴弾）投射に切り替えます。クリーブランドがいる海域には、敵の駆逐艦も空母艦載機も近づきにくくなります。「そこにいるだけで敵が嫌がる」存在になることが重要です。また、水中聴音（ソナー）も持っているため、島裏に飛んでくる魚雷への警戒も万全にしておきましょう。