提督、お疲れ様です。 今回は初心に帰り、日本ツリーの入り口となるTier 2 巡洋艦「筑摩(Chikuma)」について解説します。
「たかが低Tier」と侮るなかれ。この艦には、World of Warshipsにおける日本巡洋艦の基礎である「HE弾(榴弾)の強さ」や「回避の重要性」が詰まっています。 これから海に出る新米艦長への教本として、またベテラン艦長のリラックスタイムの相棒として、この艦の魅力を再確認していきましょう。
史実と来歴
筑摩は、1912年に竣工した筑摩型防護巡洋艦の1番艦。第一次世界大戦に参加し、連合国側としてインド洋や南太平洋でドイツ艦隊の追撃作戦に従事しました。 日本海軍が国産技術を積極的に取り入れ、近代的な軽巡洋艦へと進化していく過渡期に生まれた、歴史的な価値の高いフネと言えます。マストの形状や煙突の並びに、明治・大正ロマンを感じますね。
ゲーム内での性能特徴
攻撃面:雨のように降り注ぐHE弾
このTier帯の最大の特徴として、筑摩には魚雷が搭載されていません。その代わり、主砲である152mm砲を多数搭載しています。 片舷指向門数が多く、装填速度も悪くないため、絶え間なく弾を撃ち続けることが可能です。 特に日本艦特有の強力なHE弾(榴弾)はTier 2でも健在。敵戦艦や巡洋艦に対して火災を発生させ、ダメージを稼ぐ能力に長けています。
防御面:防護巡洋艦の宿命
「防護巡洋艦」という艦種名の通り、現代的な装甲配置とは異なります。 バイタル(防郭)は海面下にあるため比較的抜かれにくいのですが、船体全体が柔らかいため、HE弾を浴びるとガリガリとHPを削られてしまいます。 「弾いて耐える」のではなく、「避けて耐える」ことを覚えるための性能と言えるでしょう。
機動・隠蔽:軽快なフットワーク
速力は26ノットと、Tier 2巡洋艦の中では平均的ですが、旋回性能は良好です。 敵の弾を見てから舵を切ってかわす、という基本動作を練習するのにうってつけの機動性を持っています。
艦長へのアドバイス:戦場での立ち回り
序盤:距離を保って着火活動
射程ギリギリの距離(約10km前後)を保ちつつ、敵艦隊にHE弾をばら撒きましょう。 このTier帯では、まだ操艦に慣れていない敵艦が一直線に向かってくることが多いです。そういった相手に対し、引き撃ち(逃げながら撃つ)で迎撃するのが最も安全で効果的です。
中盤〜終盤:駆逐艦処理とAP弾の使い分け
敵の駆逐艦が近づいてきたら、最優先で狙ってください。筑摩の主砲数なら、数回の斉射で沈めることができます。 また、敵巡洋艦が真横(腹)を見せている近距離戦では、AP弾(徹甲弾)に切り替えるのも有効です。Tier 2の巡洋艦同士なら、バイタル貫通で大ダメージを狙えます。
注意点:集団戦に飛び込まない
魚雷がないため、接近戦での「一発逆転」手段を持ちません。 敵の集団の中に突っ込むと、集中砲火を受けてあっという間に港へ帰ることになります。常に「自分が撃てるが、敵からは撃たれにくい位置」や「すぐに隠れられる島の近く」を意識してください。
おすすめのアップグレード・艦長スキル
Tier 2はスロットやスキルポイントが少ないため、シンプルな構成になります。
アップグレード:
スロット1: 主砲改良1(主砲が壊れにくくなります。乱戦になりがちな低Tierでは重要です)
(※Tier 2のため、アップグレードスロットは少ないです)
艦長スキル(まずはここから):
- グリスアップ: 主砲の旋回速度を上げ、激しい機動戦でも照準が追いつくようにします。
- 敵弾接近警報: 敵がこちらを撃った瞬間にわかるため、回避行動の練習に最適です。
- 火災誘発: 自慢のHE弾での火災発生率をさらに高めます。
提督、いかがでしたか? 「筑摩」は、砲撃、回避、火災管理といったWoWSの基礎が詰まった素晴らしい教科書です。高Tierの戦いに疲れた時は、彼女と共に原点の海へ戻ってみるのも一興ですよ。



















